傷つくならば、それは「愛」ではない/チャック・スペザーノ
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こんにちは、リブラです。

今回は「傷つくならば~」の170日目のお話です。


【あなたが犠牲のなかにいるとき、『役割』だけが報酬を受けとる】


「『役割』とは、与えるけれども受けとれないというものです。

『役割』のほうは報酬を得ることができますが、あなた本人には疲労

感とぼろぼろになった感じが残るだけです。

あなたがその役割によって証明しようとしているものは、たぶんあな

たにとって、もはや真実になっているのではないでしょうか。

あなたがしていることのごほうびをすべて受けとってみましょう。

与えることで自然に得られる気持ちよさを味わってください。

「そうすべき」だからという理由ではなく、あなたが「それを選択した」

からするのです。

選択したことがあなたのコミットメントになります。

あなたは役割のなかにいるのでしょうか。

それとも自らの選択でごく自然に与えているのでしょうか。

いいと思ったことを自ら選択すると、どんな困難な状況も全体の軌道

が修正されていきます。

あなたの選択があなたを力づけ、エネルギーを与えてくれるのです」

とチャックはいっています。


チャックの本のなかにも、ジャンポルスキー氏の本のなかにも、奇跡

のコースのなかにも必ず出てくる「与えることが受けとること」という

フレーズがあります。


これは「与えたら減ってしまう」という物質世界の法則を超える、スピ

リチュアルな法則です。

どういう意味かといえば、「与えるという行為」は、どんな規模であって

も創造主と同じ行為をしたということになり、創造主に似たセルフイメー

ジを構築します。

そしてそれに相応しい現実が引き寄せられ、受けとることができるの

です。


しかし、これは「喜んで、自ら進んでその行為」を選択した場合です。

創造主がわたしたちにさまざまなものを与えるとき、疲労感いっぱいで

ぼろぼろの犠牲者になって与えているわけではありません。

そんなぼろぼろの神から何かいただいたら、罪悪感がいっぱいになり

不幸を引き寄せそうですよね。


わたしたちは喜んで自ら選択することにしか、コミットメントできないの

です。

コミットメント=自分を100%与える決心がなければ、ソースエナジー

(神、宇宙、創造主)と共同創造することはできません。

したがって努力なしで至福の波に乗る「フロー体験」もできず、無限供

給の源泉につながることもなく、孤立無援で努力に努力を重ねる道を

歩むことになってしまいます。


「役割」にはまり、周囲の期待に応えて犠牲をすることは、破壊的な現

実を引き寄せます。


喜ばしいことを遠ざけ、何一つ受けとれず、自らがすり減っていくのを

そのままにしているのが「犠牲」ですから、奴隷や消耗品のような扱い

を周囲から受けても文句もいえない現実が待っているのです。


そんな現実を創りたいという人はだれもいませんよね。

それなのに「犠牲」をする人は巷に溢れています。


「犠牲をする人」は「犠牲を強いる人」がいるからそうさせられた、自分

は無力なんだ、といって自分に何もしてあげません。

でも、そういうときは「試されている」と思ってください。


自分の最も大切な人「かけがえのない存在」が、もし、奴隷や消耗品の

ような扱いを受けていたとしたら「犠牲を強いる人」の下にいる運命だ

から、無力だよ、仕方がないね、といって放っておけますか?


たぶん、命がけで「かけがえのない存在」を「犠牲を強いる人」から解放

しようと動くでしょう。


でもほんとうにかけがえのない存在は、自身のなかにいるのです。

自分のなかのかけがえのない存在に「犠牲を強いている人」も、自分の

なかにいます。

それが投影された世界が、引き寄せられた現実だからです。


だから、かけがえのない存在は「まわりの人々が期待する『役割』をとる

のか、『わたし』をとるのかどっちなの?」と訊いてくるのです。

「犠牲」が強いられる場面を通して。


そのとき、「犠牲」に甘んじて周囲の望む役割にはまってしまったら、

もっとはっきり気づくようにと、さらに過酷な「犠牲」のシーンが用意されて

しまいます。


「この世で一番大切なのは、わたしにとったらこの『わたし』。『わたし』に

価値を与えてこそ、『わたし』を生かし、喜んで『わたし』与えることに

コミットメントできる。だからソースエナジーに合流でき、奇跡の連鎖に

身をゆだねることができる・・・」そんな思いに至るまで、「犠牲」の葛藤劇

は続いてしまいます。


与えるときは、自身に尋ねましょう。

わたしは喜んで与えているのだろうか、自ら選択しているだろうかと。


明日もこの続き171日目のお話を予定しています。


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