- シンクロニシティ[増補改訂版]――未来をつくるリーダーシップ/ジョセフ・ジャウォースキー
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こんにちは、リブラです。
今回の「シンクロニシティ」の増補部分のお話です。
「シンクロニシティ」出版後、講演やセミナーなどでシンクロニ
シティに関する質問を受けていると、ジャウォースキー氏は無
資格で弁護士業をやっているような感じがしたといいます。
「全体」として完成させるには、欠けているピースがあるとも
表現していました。
「シンクロニシティ」に表したことは、確かに彼の体験なので
すが、起きたことを完全に理解した上で本を書いたわけでは
なかったからです。
そしてジャウォースキー氏は「理解への旅」と称して4つの
原理を打ち立てました。
まあ、「シンクロニシティ」の体験が実験部分で、出版後打ち
立てた4つの原理はその実験を振り返って書いた考察なんだ
ろうと思います。
【1】宇宙はひらかれた、出現する性質がある
一連のシンプルな構成要素が、新しい性質を持った新しい
統一体として、自己組織化という、より高いレベルで突然
再び現れることがある。
「シンクロニシティ」という本を例にとれば、最初にジャウォ
ースキー氏は父親のウォーター・ゲート裁判の話から始め
ようと思いつき(腐ったリーダーシップの象徴ニクソン大統
領を辞任に追い込んだ父の姿に、リーダーシップの原点を
見たから?)、最後はシェルグループでのシナリオプラン
ニングを成功させたあたりでしめくくろうとしていました。
しかし執筆を終える直前に、本の編集を依頼していたベティ
・スーが偶然にも父の因縁の地である「アダマール」に
行ってきたというシンクロニシティが起き、ジャウォースキー
氏はアダマール裁判の体験が父を駆り立て、ウォーターゲ
ート裁判でニクソン大統領と闘う動機につながってくること
に気がついたのです。
そして、その気づきはピーター・センゲ氏主催のセミナーで
350人の聴衆の前で話されることになり、「シンクロニシテ
ィ」が単なるアメリカの理想的リーダーシップについて書か
れたジャウォースキー氏の自叙伝ではなく、ひとりひとりが
「非分離の分離」を心の片隅に意識すれば、人が人を殺
し合う悲劇も起きないはずだというメッセージを伝える本
にもなったのです。
その場にベティもいて、本も脱稿前だったのでこのセミナー
が「シンクロニシティ」の最終章に加えられたのです。
宇宙(ソース)には、わたしたちの思惑を超えた一連の計画
があり、わたしたち人間がその見えない計画に乗って動き出
すと、びっくりするようなタイミングで一連の計画の全貌を
表わす性質があるのです。
【2】宇宙は、分割されていない全体性の世界である。
物質世界も意識も両方ともが、分割されていない同じ全体の
部分なのだ。
わたしたちの「問題」といわれる部分は、「分離」ということ
からすべて始まっています。
「分離」(分割)するから、全体が見えない、わからなくなる。
「分離」するから、違いが生まれ、対立が生まれ、争いになる。
「分離」するから、人を愛を神を信頼することができず、孤独
になる。
シンクロニシティを考えるときは、「つながり」抜きでは考えら
れません。
すべての事象が総動員して、連携して、1つの意図を現実化
させるからです。
集合意識で万物が1つにつながっているからこそ、起きる奇跡
の連鎖なのだと思います。
明日もこの続き、原理の3~4についてお話したいと思います。
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