- 傷つくならば、それは「愛」ではない/チャック・スペザーノ
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こんにちは、リブラです。
今回は「傷つくならば~」の147日目のお話です。
【母親と父親は、あなたの「女性性」と「男性性」を体現
している】
「両親が対立関係にあると、あなたのなかでも『内なる男性』
と『内なる女性』が戦争状態になっていることがしばしばです。
両親の間でバランスがとれていなければ、あなたの内側の男性
性と女性性のバランスも崩れていることでしょう。
そして、内面でバランスがとれていないと、現実の男女関係も
バランスを崩してしまうのです。
あなたの母性や『内なる女性性』を癒すと、実際の母親も癒され、
父性や『内なる男性性』を癒せば、実際の父親も癒されるのです。
『内なる男性』の特質は与える力と新しく始める力であり、
『内なる女性性』の特質は受けとる力と育む力です。
この両方を学ぶにつれてあなたのなかで自然と両者のバランス
がとれてくるのです。
『自立』しているとき、あなたの『女性性』は傷ついています。
けれども自分の欲求にどう応えてあげればよいのか学んでいけ
ば、あなた自身の受けとる力がはるかに大きくなり、『内なる男性
性』は、真実でない男性性である自立から脱皮することができる
のです」とチャックはいっています。
わたしの父親は10歳のときから、自分で稼いで生きてきた超「自
立」の人で、母親は独りで生活した経験が1度もない超「依存」の
人です。
父の口癖は「食わせてもらっている奴は、口答えするな!」で、
母の口癖は「わたしはバカだから、なにもできない」でした。
稼いで食わせる役割をやりたい父と、能力を要求されたくない母
の組み合わせは、父に主導権を握らせておけば、一見うまくいく
のではないかと思われます。
ところがチャックもいっているように、「自立」で生きている人の
「内なる女性(アニマ)」(ユングが提唱するだれもがもっている
元型とよばれる副人格。内なる女性はアニマ、内なる男性はアニ
ムスと名付けられています)は傷ついています。
「依存」で生きている人の「内なる男性(アニムス)」も、傷つ
いています。
「内なる女性」や「内なる男性」が傷つくとはどういうことかと
いえば、存在価値を認められない、いないことにされてしまうこ
とです。
存在するのに「いない」といわれたら、自己主張してアピールし
ますよね。
だから超自立の父の内面では、与えるばかりで自分はもらえない
と怒り狂う「内なる女性」がいて、稼ぎを食い潰す家族に暴言・暴
力を振るうのです。
「食わせてやっている!」と主張する一方で、「なんでおまえらを
食わさなければならないんだ!」とよくいっていました。
そんなに人を養うのが嫌なら、なんで結婚して4人も子供をつくった
のだろうか?とそのときのわたしは思ってました。
超依存の母の内面では、「わたしはバカだから」という度に「内な
る男性」のプライドが傷つけられて現実を直視できず、幸せだった
子供時代の記憶にいつも逃避していました。
母の感情がブチ切れるときのセリフはいつも、「わたしのことを
バカにしたわね!」でした。
バカであると宣言してすべての責任から逃れても、現実を切り開く
能力のある母の「内なる男性」のプライドはズタズタになってし
まったのです。
そしてアルコールに溺れたあげく、うつ病になってしまいました。
ユングによればわたしたちの心の世界には、完全なる父、母、男
性、女性、教師、神などのイメージ像が存在します。
そしてそれらの副人格は、活躍の場さえ与えてあげれば(存在価
値を認めてあげれば)、いくらでも能力を伸ばし、才能を発揮して
くれるのです。
逆にその存在を否定し抑制すると、ネガティブな形で怒りとともに
噴出してくるので、その人自身を傷つけ、パートナーシップの障害
にもなります。
心のなかの元型に完全なる父像、母像、男性像、女性像があるか
ら、わたしたちは実際の親や、パートナーを比べてしまいます。
そしてそのイメージからかけ離れていれば、親の役割を、パートナ
ーの役割を果たしてないと不満をもつのです。
でも、その不満はだれがいっているのでしょう?
活躍の場を失い、いないことにされた副人格たちです。
ハードスケジュールで鬼のように働く男性の心のなかには、癒され
たい、大切に扱ってほしいと悲鳴をあげる内なる女性がいます。
そして彼のパートナーが思ったように労をねぎらってくれない場
合、「本来ならばこういう女性性を発揮すべきである」と怒りを爆
発させるのです。
家庭に入る以前に仕事で活躍していた女性が、家事も育児も経済
的管理も完全にこなしているのに、だれも評価してくれないと不満
を漏らすのは、彼女の内なる男性の嘆きなのです。
パートナーが社会で実績を出せないと、ふがいなさを感じて冷た
い態度をとるかもしれません。
「内なる女性性」(受けとる、育む力)も、「内なる男性性」(与
える、新しく始める力)も自身のなかに備わっているのを認め、
チャンスがあるときは、押さえつけずに活躍の場を与えてあげ
ることが大切です。
両親やパートナーがあなたに与えず、あなたが不満に思っている
ものは、じつはあなたのなかに眠る才能や能力でもあります。
不満を申し立てている「内なる男性」や「内なる女性」に、チャン
スを与えてやり遂げたとき、あなたは親を超えたことになりま
す。
内なる男性と内なる女性のバランスのとれた統合は、あなたに
完全性を思い出させ、大きな自信になります。
心の世界の深いところで、人類の集合意識はすべてつながって
いますので、あなたが内なる男性と内なる女性を統合したとき、
それを体現していたあなたの両親も癒されます。
わたしの場合は、父のインナーチャイルドとつながり、それまで
の苦労に共感したときすべてが許せるようになりました。
いまでは、父が独りで家事のすべてと母の介護を楽しそうにや
って「うちの将軍さま(母のこと)はなかなか合格点をくれず、
文句ばっかりいっている」と笑いながら、わたしに愚痴をこぼし
ています。
母は「長年の恨みがあるから、そう簡単には褒められないの!」
といいたい放題です。
こんなに仲よく老後を送れる夫婦になるとは、わたしの想像を超
えてます。
自分自身の「内なる男性」と「内なる女性」の統合は、両親に対す
る最大の貢献だったかもしれません。
明日もこの続き148日目のお話を予定しています。
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