傷つくならば、それは「愛」ではない/チャック・スペザーノ
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こんにちは、リブラです。

今回は「傷つくならば~」の143日目のお話です。


【嫉妬は自分自身への復讐】


「『嫉妬』というものは、自分の幸福をだれか他の人の行動に

よって決定づけてしまうことです。

嫉妬は依存心、怒り、その人を手に入れたくてたまらない気持

ち、失うのが怖い、傷ついた、拒絶された、自分には受けとる

資格がない、自分には価値がないなどという思いがごっちゃに

混ざりあったものです。

これだけで人が自立を決意するのに十分な理由になります。

嫉妬が起こるのは、だれかをめぐる競争で自分の『負け』を感

じたときだけです。

こうした嫉妬から自分自身を解き放つには、ほかの人の行動

を基準にして、自分の価値を計るのをやめることです。

その人は本人の必要性と強迫観念によって、そうした行動を

とっているかもしれないのですから」

とチャックはいっています。


昔、TVでオウムが激しく嫉妬を表現する生き物だと実験して

いるシーンを観たことがあります。

飼育係が両腕にオウムを止まらせて、最初は両方交互に話

しかけ、順番に相手をします。

そのうち片方のオウムにだけ顔を向け、もう一匹のオウムを

無視します。

無視されたオウムは、再び飼育係が自分の方を見てくれるの

を待ち望みながら、嫉妬の苦しさに自分の羽をどんどん引き

抜いてしまうのです。


たぶんライバルのオウムがいなかったら、飼育係が相手をし

てくれなかった程度のことで、自分の羽を引き抜くような自傷

行為はしなかったと思います。


比べられて負けたことで、「自分はあのオウムより愛されてい

ない=価値がない」と認めざるを得なくなり、苦しんだのです。


この実験が始まる前までは、この2匹のオウムの価値に優劣

ありませんでした。

どちらも「自分は愛される価値あるオウム」だと自信をもって

いたのです。

だから、嫉妬の苦しさに身悶えしながらもその場を去らず、

再び自分の方を向いてくれるのを待っていたわけです。


でも実験開始後無視されたオウムは、嫉妬の苦しさにかき

され、飼育員の視線ひとつで幸・不幸を決められてしまう羽

の禿げたみすぼらしいオウムに変貌してしまいました。

自分の嫉妬で自らの価値を下げてしまったのです。


自分の価値を自分で決めていたときは「愛される自信に満ち

た可愛らしいオウム」で、もう1匹のオウムと競ったときには

「その勝敗に自分の価値を委ねるオウム」になり、負けたと

「愛される価値のないオウム」になってしまったのです。


もちろん、飼育員は最初からどちらのオウムの価値の評価

もしていません。

変化していったのは、無視されたオウムの気持ちのなかだけ

です。


人間の場合は、嫉妬に駆られて自分の髪の毛を引き抜いて

相手が振り向いてくれるのを待つような人はいないと思いま

すが、心のなかでは似たようなことが起きています。


嫉妬の感情が湧いてきたと思ったら、自分の価値をどこに置

いているかを再確認してください。


自分の価値を決めるのはあくまでも自分です。

他者の注目や評価を参考にすることはあっても、その注目や

評価をものさしにして自分を計ることは、不幸の素です。

自身の可能性の扉に鍵をかけてしまうに等しい行為です。


愛する人が別のだれかに関心を移してしまうのを、受け止

るのはつらいですが、それを自分の価値と結びつけると

なおいっそう耐え難い思いをします。


愛する人が他の人のところへ去っていくのは、心の世界では

自分をだれよりも深く愛していないことを表わす投影です。

これは、ある意味強い警告です。

自分以上にだれかを愛してはいけないのです。

上限は自分と同じくらいまでなのです。


身も心も魂も、自分が自分らしくこの地上で開花するために

存在しているのです。

だれかのためにある生命ではありません。


他者に関心を向け過ぎ愛し過ぎると、その人の心のなかでは

自らの羽毛をむしるオウムのような愛の欠乏感が渦巻きます。

他者に注ぐための愛ばかりで自らに向けられることがないと、

身も心も主(あるじ)の愛なしでは、生ける屍になってしまう

からです。


薔薇が薔薇としての誇りに満ちて咲いているのが美しいように、

自分が自分の価値を中心に置いて、それを誇りに感じている

ときが、最も魅力的でパワフルなのです。

自分自身と比べる価値あるものなんて、この世に存在しないの

です。

それは、薔薇の花びらだけを1枚とってきてどちらが美しいか比

べるようなものです。


愛する人が離れていったら、自分への愛(注目)が疎かになっ

ていたな、と気づいてあげてください。

自分を大切にするレッスンが済む頃には、同じくらい大切に接

してくれる人が必ず現れます。

心の在り方が変化すれば、それが投影されて現れる世界がこ

現実だからです。


明日もこの続き、144日目のお話を予定しています。


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