傷つくならば、それは「愛」ではない/チャック・スペザーノ
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こんにちは、リブラです。

今回は「傷つくならば~」の111日目のお話です。


【感情がふくらんで手に負えないから、癒着はコミュニケーション

を妨げる】


「とても親しく感じている人には、言いにくいことがあるものです。

それを話そうとすると、わけのわからない抵抗を感じます。

それはなぜかというと、もしあなたの言ったことで相手が傷ついたら、

言った方も落ち込んでしまうからです。

相手が苦しむとあなたも苦しみます。

相手が怒っていると、あなたもカッとなります。

とくにあなたに対して怒ったときは、頭に血がのぼり、爆発しそうに

なります。

このように近づき過ぎた関係では、言葉によるコミュニケーションを

あまりしない傾向にあります。

2人の間には、今さら言葉に頼らなくても、すべてを伝え合えるとい

感覚があります。

相手の思っていることは様子を見れば察しがつくはずだ、といった

雰囲気です。

こうした関係にあると、あたかも2人の間で話し合いをしたり、コミュ

ニケーションを通じて癒しをもたらすことが、許可されていないような

感じになります。

あなたにとって『これを言うのがほんとうに難しい』という人のことを

考えてみましょう。

あなたはその人に癒着しているのです。

だからその人に対しては、ほんとうの冒険をしたくないのです。

『真実の剣』を使って、その人の間の縄を切ってみましょう。

そうすると、相手と真の対話を築いていくことができるのです」

とチャックは言っています。


すごく気心の知れた者同士が何人かで会話していると、主語が抜け、

「それ、あれ、そんな感じ」などの指示語が増え、傍で聴いていると

何を話題にして話が盛り上がっているのか、さっぱりわからないこと

があります。

「ところで、なんの話をしているの?」と思い切って質問すると、それ

れが同じテーマについてしゃべっているつもりが、みんな違うことに

ついてしゃべっていた、という笑い話のようなことがたまに起きるので

す。


日本は島国で単一民族だから、というのもあるでしょう。

NLPのタイプが体感覚型の人が多くて、「言葉で理解し合う」というと

ころにあまり信用が置かれていないのかもしれません。

「暗黙の了解」とか「空気を読む」、「あうんの呼吸」ということがとても

重要視されています。


たしかに言語で表現できる自分の気持ちは、氷山の一角かもしれま

せん。

しかし言葉は、日々進化・成長をし続ける人間の大脳が膨大な記憶

の中から語彙を選び、自分の考えを相手に伝えるため表現されたも

のです。

言葉を使って自分の気持ちを伝え、相手の言葉から相手の気持ちを

キャッチするというコミュニケーションは、その時点でのその人の在り

方を知ることができるのです。


どんな言葉を使うかで、その人の考え方、価値観、信念までも伝わる

ように、毎日顔を合わせるような家族や夫婦の場合は、よく観察して

いるとその日の気分や体調、心を占めているものもわかったりします。


それだけ情報量の多いものだから、親密な関係にあるとそれを相手に

知られたくなくて、わざと、言葉によるコミュニケーションを避ける場合

があります。

家族や夫婦がよく使う「言わなくても、わかっていると思った」という言

葉が飛び交う関係です。


親しい間柄ほど言いたいことが言えなくなるのは、『癒着』という不自

然な関係にあるからです。

違う個体の違う経験をしてきた大脳が、違う意見や違う考え方をもつ

のは、とても自然なことです。

家族だから、夫婦だから、同じ考え方をもたなければいけない、つまり

意見を一致させなければいけない、という方が不自然なのです。

一卵性双生児だって、違うことを考えます。

一人一人個性があるから、大脳の神経細胞のネットワークがもつ連

携も違ったものになり、そこから弾き出される考えは当然違います。


『癒着』した関係にあると、相手と違った意見を言うことをためらったり、

引っ込めてしまったりします。

自分が言いたいことを言わずに引っ込めているので、相手が自分と

見解を堂々と話すと腹を立てたりするのです。

こういう関係の中での交流は、窮屈でストレスを感じるので、意見の

相違が出ないよう、言葉によるコミュニケーションを省いてしまうわけ

です。


しかし『癒着』して、言葉のコミュニケーションの省いた状態になると

お互い空気のような存在になってしまいます。

ないと困るけれど、興味も関心も湧かない関係になってしまうのです。

言葉で日々進化・成長をする自分を表現せず、相手の進化・成長も

見ようとしないので、筋のわかったドラマをくり返し観ているようで刺

激を感じないのです。


言葉によるコミュニケーションで、自分の気持ちや考えを素直に表現

する冒険をすると、『癒着』した関係に新鮮な風を吹き込むことができ

ます。

自分と相手の考えの違いに興味をもつと、あなたの意識の視野が拡

大し、見えなかった相手の新しい魅力を発見することもできます。

また、自分を自由に表現する喜びを分かち合う、真実の絆を築いて

いくこともできるのです。

外の世界では、社交辞令やビジネスライクなコミュニケーションばか

りで疲れ切っていても、ほんとうの自分を表現し合える真実の絆が

あれば、そこで息を吹き返したように人と交流する喜びで元気にな

れます。


明日もこの続き112日目のお話を予定しています。


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