シンクロニシティ[増補改訂版]――未来をつくるリーダーシップ/ジョセフ・ジャウォースキー
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こんにちは、リブラです。

今回は「シンクロニシテイ」についての19回目のお話です。


シェル石油で知られるロイヤル・ダッチ/シェル・グループのシナリオ

・プランニングのリーダーにジャウォースキー氏が就任した年、1990年

は、ベルリンの壁が崩れ去り、ソビエト連邦が崩壊した年でもありまし

た。

シェル・グループでは長期的な計画を、データに基づき直線的に立て

るのではなく、世界の政治経済、環境、エネルギー、科学技術などの

変化を考慮した未来のシナリオをいくつか作り、そのシナリオに基づい

て世界の未来を予想し、シェル・グループの経営プランを練るというこ

とを、1970年代には既にしていたそうです。


そして、1972年と1986年の石油ショックも予想は的中し、1984年には

ソ連の崩壊とそれに続く東ヨーロッパの混沌も予測されていたというこ

とです。


ジャウォースキー氏が手塩にかけて育て上げた「リーダシップ・フォー

ラム」を人任せにしてまで、シェルのシナリオ・プランニングのリーダー

を引き受けたのは、近視眼的な過去・現在・未来ひと続きの予想に頼

るのではなく、「世界のつながり合う秩序」を考慮にいれ、先に自分た

ちの手で描いたシナリオに基づいて動いているシェル・グループの姿

勢に共感したからでした。


ワンネス体験を経験し、シンクロニシテイの流れに支援されてこれまで

「リーダー・シップフォーラム」を成功させてきたジャウォースキー氏は、

見えないけれどすべての存在がつながり合い、一つの秩序に従って人

間の予想をはるかに超えた現象で、未来は形づくられているという考え

に至ったのです。

それよりずっと以前から、シェル・グループはその「見えないつながり合

いの秩序」に気づき、それを考慮に入れ、利用していたわけです。


各分野の専門家が総力をあげて、それぞれの分野の未来を予測し、そ

のすべての情報が垣根を超えてつながり合い、考えられる限りの可能

性が展開され、シナリオになるのです。

ジャウォースキー氏は、まさにこのシナリオ・プランニングでサーバント・

リーダーの実践をすることになったのでした。


夢を具現化するときは、計画より未来に対するイメージが大切だと、ど

こでもいわれています。

なぜなら「計画」は過去に基づくデータのもと、未来も同じ調子で進ん

でいくと想定して作られるからです。

それは、外部の環境主導の直線的未来です。

人がその脳で未来のイメージをしたとき、特に、何十人もの専門家が

それぞれにイメージする未来を溶け合わせたとき、そこに現れる未来は

「つながり合う恵み豊かな秩序」に近いものになっているのでは

ないでしょうか。

もしかしたら、シェル・グループはシナリオ・プランニングすることで、未

来を予想したのではなく、シナリオの現実を引き寄せたのかもしれない

と、わたしはちょっと思いました。


ジャウォースキー氏もそう考えたフシがあります。

次回のお話で出てきますが、ネガティブなシナリオとポジティブなシナリ

オを巡って、ちょとした摩擦がグループ内で起きてきます。


この続きは明後日に。

明日は12ハウスシリーズ第7室パートナーのハウス

についてのお話です。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。