- シンクロニシティ[増補改訂版]――未来をつくるリーダーシップ/ジョセフ・ジャウォースキー
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こんにちは、リブラです。
今回は「シンクロニシティ」についての第8回目のお話です。
ジャウォースキー氏は、人生の目的「サーバント・リーダーを育てる」
に辿り着いたものの、そこに自身のすべての時間をつぎ込み、すべて
のリスクを背負う決心がまだついていませんでした。
そこで、その決心を養うためさらに海外に弁護士事務所を開き、世界
的視野で「サーバント・リーダーを育てる」ことに考えを煮詰めていた
のです。
そのときまたシンクロニシティが働き、仕事でアンソニーというカイロの
弁護士と行動をともにする機会を得ました。
アンソニーは、ジャウォ―スキー氏と話すとき一心に聞いてくれ、意欲、
活力を引き出してくれるのがわかりました。
ジャウォースキー氏は、彼独りで考えたときよりずっと夢の計画が深め
られていくのを感じたのです。
「誰かのためにただそこにいて、その人の話に耳を傾けることは、リー
ダーが持つべき重要な能力の一つである。
それによって、その人は自分の考えを表現できるようになり、自分のな
かにある最良のものが引き出されることになる。
もし誰かがその人が思っていることを話すのを真剣に聞いてくれたら、
その人の感情はたしかな形と方向性を与えられ、その人は行動を起こ
せるようになる」―シンクロニシティ p107より―
夢が見つかっても、リスクや制限に怯えなかなか一歩を踏み出せない
とき、多くの人はジャウォースキー氏のように夢を温めて具現化に適
した時期まで熟成を待つ間に、焦りや思い通りにならないもどかしさ
を感じてしまいます。
夢を形にしようとすると、次々障害が現れたり邪魔が入ったりするの
でこれは「やめろ」というサインなのだ、と勘違いする場合もあります。
この「夢の卵の温め期間」は、エゴとの戦いの時間なのです。
キバリオンの照応の法則でもいわれているように、目の前に突き付け
られる出来事はすべて自身の心の投影です。
夢を阻止するように働く現実が現れたら、それは自身の心の中に反対
勢力があるということです。
全身全霊を捧げて大いなる源と夢の共同創造しようというとき、心の
なかで反対勢力とバトルをしていると、「大いなる源」と手を組むのか、
「エゴ」と手を組むのかの引っ張り合いになり、身が引き裂かれるよう
な現実を引き寄せてしまうのです。
だから、自身の恐れにフタをして勇気のみで見切り発車をしてはいけ
ないし、夢など持っちゃいけなかったのだと撤退の口実にしていたら、
エゴの思う壺です。夢には永久に手が届きません。
夢への扉が閉ざされてしまったような出来事が起きたときは、立ち止
まって自身の「夢への恐れ」について考えるときです。
「恐れ」にフタをして前に進む行動をしたほうが、早くゴールに着けそ
うな気がするかもしれません。
しかし「恐れ」をそのままにして前に進むと、エゴはそれを拠点にして
夢の具現化の阻止を試みてきます。
そこであなたが恐怖を感じれば、エゴの支配する世界に戻ることにな
り、あなたが「恐れの正体」を見抜けば俯瞰視点を手に入れ、大いな
る源と手を組めるのです。
この俯瞰視点―冷静に物事を全体的に眺める視点があれば、エゴの
恐怖の囁きが茶番劇に聞こえます。
「夢への恐れ」と向き合うと、「もし、うまくいかなかったとき、そこにつ
ぎ込んだ時間は?お金はどう取り戻すのだ?」から始まり、戻ってこ
ない時間、消費されるお金への執着に目を奪われます。
冷静な目で全体をみれば、人生のほんの1時期大切な自分のために
費やすのですから、時間もお金も惜しくはないでしょう。
それより、1度も人生にチャレンジしないで幸せになるチャンスも与え
ないほうが後悔するだろう、という考えに至ります。
するとエゴはだいたい本音をいってきます。
「夢に失敗したって、命は続くんだ。命の糧を失って、どうやって生きて
行くのだ?」
結局、誰にとってもエゴが訴える恐怖は同じです。
エゴは生存本能そのものなので、「生きる」が保証されていればそれ
にしがみつき、「生きる」保証が少しでも損なわれると警戒警報を発す
るのです。
ここでも、冷静な目でエゴの恐怖を見つめると「永遠に生きる願望」が
前提になっていることに気がつきます。
エゴのしがみつく現実は、物質世界なので肉体には寿命があるのは
わかっているはずなのに、「死」を受け入れられないから、終わりのこ
とを考えられないのです。
「命の期限までに天命を果たそう」とするわたしたちの魂は、人生全体
で見ているので終わりをちゃんと考えているのです。
だから夢を実現しようと焦りも出るのです。
エゴの方は、夢を叶えちゃったらそこで人生終わってしまう。
魂は目的を終えたら肉体を去ってしまう。
そうしたら、「死」が来て終わって自分(エゴ)も消えてしまう。
これがエゴの究極の恐れの正体です。
「この世に生まれた目的を果たして死ぬか」、「安心・安全で変化なしの
世界から一歩も出ずに、人生の目的を長生きすることだけにして終わる
か」
わたしたちの心のなかで起きているバトル(葛藤)の争点は、どんな現
実の投影もそのどちらを選択するか、なのです。
だから、前回のお話で登場したトムがジャウォースキー氏に「弁護士廃
業してから夢に着手しろ」と助言したのは、生活の糧を得るものを切って
望むくらい、つまり、「死を覚悟で天命を果たすぞ!」という決心があれ
ばエゴに向けての決意表明になるのです。
「死」を最も恐れているのは、エゴだからそれが恐くないといわれてしまう
と、もう、エゴはわたしたちを脅す術を失うのです。
カイロでアンソニーという天性のサーバント・リーダーの資質を持つ人に
出会い、夢を育んでいるジャウォースキー氏にアメリカから親族の訃報
が入り、帰国要請されます。
ジャウォースキー氏は「死」という避けられない現実について、意識する
よう促されたのです。
大いなる源の用意するシナリオは、いつも絶妙なタイミングで展開される
なあと感心します。
この続きは明後日に、
明日は土星の元型についてのお話を予定しています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。