こんにちは、リブラです。

今回は12星座シリーズ第6回目天秤座のお話です。


天秤座


天秤座のギリシャ神話は乙女座と深い関わりがあります。

前回乙女座の神話としてペルセポネーのお話をご紹介しましたが、

正義を測る女神アストライアも、乙女座を象徴する女神だからです。

天秤座はこのアストライアが正義を測るときに使っていた天秤なのです。

神々と人間が仲よく共存していた金の時代~神々が人間に愛想をつか

して天に去っていった銅の時代まで、アストライアはこの天秤とともに地

に残っていましたが、鉄の時代になったときとうとう人間を見離し天秤

だけ残して、天に帰ってしまったといわれています。


金の時代

1年中季節はつねに春のようで、自然はいつも人間にやさしく、何もしな

ても食べ物や飲み物は地上に豊かに溢れていました。

人間に寿命はなく、好きなだけ生き、それに飽きると霊魂だけになって

精霊界の住人になり、地上の人々の見えないサポート役をしました。

人と神々は親子やきょうだいのように仲よく暮らし、神々が創った美しい

自然界を楽しみ、眺め、讃え、一緒に芸術性・創造性を発揮して優雅に

遊んで暮らしていました。

このときアストライアは、人の心に宿る美しさを測っていたといわれてい

す。


銀の時代

季節に4季ができます。

人々は暑さ寒さをしのぐため、家や衣服が必要となりました。

寿命も定まり、病気や老いや死を受け入れなければいけなくなりました。

実りの季節と何も収穫できない季節が巡るようになったため、人々は

農耕をして効率よく収穫する知恵や技術を身につけます。

やがて、農地や家や収穫の違いから貧富の差が生まれ、争いごとも

起きるようになります。

このときアストライアは人の心の公正さや調和を測っていたといわれて

います。


銅の時代

人間の争いが個人レベルを超え、組織化されます。

つまり、戦うことを仕事にする軍隊がつくられるようになったのです。

青銅で武器をつくり、戦争で殺戮が繰り返され、土地の奪い合いが

絶えなくなります。

権力や身分の違いや戦争捕虜の奴隷化が起きます。

神々は天に去って行きました。

このときアストライアは人の心の罪を測っていました。


鉄の時代

神々が去ってしまったので、自然界は人間に冷たくなりました。

洪水や干ばつで人々の命が奪われたり、収穫が得られなかったり

するようになります。

人間も自然界の意向を聞かず、勝手に森を伐採し、地中から様々

魅力的な資源(金銀宝石、鉄、石炭、石油・・・)を掘り起こすこと

りました。

そうすると地中の資源をめぐってさらに醜い争いが、世界各地どこ

でも起きるようになりました。

もう、人間の心には、つねに罪の意識が住み着くようになってしま

ました。

アストライアは正義の天秤を地上に残し、天に去って行きました。


じつは、わたしは太陽・月・水星が天秤座なのですが、伝統的に

いわれている天秤座の性質(平和主義、社交的、八方美人、優柔

不断など)がさほどメインを占めていないのです。

伝統的にいわれていることがほんとうなら、キャラクター(太陽)、

感情(月)、思考(水星)が全部天秤座ですから、ソフトで優しく、

協調性があり、社交的であっていいはずなのですが、この性質は

人並み程度備えているだけです。

実際は、率直にものをいわないと違和感が出ます(だから社交性

や協調性は二の次三の次になります)。


この問題が解決したのは、自分のコアが分かったとき、つまり自

分の核となる価値観がわかり、実感できたときでした。

伝統的にいわれているものは、神話の本質から出てきた性質では

なくて、天秤座生まれにありがちなステレオタイプをあげたに過ぎ

ないことがわかったのです(統計学的分類に例外はつきものです)。


わたしはギリシャの人々が星を眺め、星から星気を受けてイメー

ジした神話の本質を星座の性質としたいので(それには例外は

ありません)、以下に上げるものは天秤座によくいわれているのと

違うかもしれません。でも、天秤座の人にはそれが自分のエッセン

スとわかるはずです。


それでは、神話から天秤座の性質を抜き出してみますね。


1.時代とともに天秤で測るものが変化する

金の時代に使われ始めたアストライアの天秤。

このころは、悪も正義もない、神々と人間が融合していた時代です。

天秤は美しさを測ってました。

競争もない時代なので、本来、優劣を決めるための秤ではありま

せん。

物質でないものを測っていたので、価値のつり合いを、均衡をみて

いたのです。

測ることで、それは何に匹敵し、どういうものかを知る道具だったの

です。

天秤座の人々は、コミュニケーションをする相手をよく観察します。

協調性やソフトな人あたりは、相手に合わせるのが好きだからじゃ

ないのです。

天秤に載せている時、揺れると測れないからです。

相手を刺激して反応させてしまうと、いつものその人を測れないから

です。

何のために測るかといえば、その人を知り、釣り合う自分を探すた

めです。

ある人の美意識を測りの一方に載せたら、自分の美意識を探して

載せるのです。

釣り合えば、これがわたしの美意識というものなのだと知るわけです。

相手は黄金で自分は銀の美意識かもしれません。

それでも、天秤座の人々は銀にしか表現できない美しさを自分は

もっていると知ることがうれしいのです。

相手が黄金だから、わたしも黄金にしようとは思わないのです。


2.去る神々、残るアストレイア

神々は人間に見切りをつけるのが早かったですが、アストライアは

鉄の時代の始まりまで残ります。

少数でも心が清らかな人間がいれば、その人々のために残ろうと

したのです。

天秤座の人々は、他の人の評判や噂でその人を測ったりしません。

自分の上皿の片方にその人を載せるまで、その評判は保留にして

おきます。

これは、天秤座の人々が公正な秤であるためのルールなので、

これを守らない天秤座は罰を受けることになります。

罰は、優柔不断になって信用を失くすことです。


3.人の心を測る行為が意味するもの

人の心を測るとき、それは一歩間違うと、裁き(ジャッジメント)になっ

てしまいます。

よく観察しているので、良い所も悪い所もすぐ目についてしまうの

です。

人を裁くと、同じ秤で自分も裁くことになります。

ですから、秤座の人々が上皿に載せるのは、相手の良い所だけ

にするのをお勧めします。

そうすれば、それに匹敵する自分の良い所を見つけることができる

のですから。


4.持ち主に置いていかれた天秤

使っていたアストライアに置き去りにされてしまった天秤は、たぶん

自分は何で、何のために地上に残されたのかわからなくなってしま

ったことでしょう。

人とコミュニケーションすることで、自分を知っていかなければなら

ないほど、天秤座の人々は自分だけがもつ個性に気づきにくいの

です。

これを探求していくのが、天秤座の人々の使命かもしれません。

「自分は何者で、何を核として価値を決めているのだろう」この

答えを出せる天秤座の人々は、自分の秤が何を指し示すのか

わかるので、世の中のいろいろなものを自分の秤に載せるのが

楽しくしかたなくなるでしょう。

この世に自分の秤をどう役立てるかも見えてきます。

それを得るまでは、不安定に揺れ動く自身の秤の探求が続き

ます。


9月23日~10月22日(その年により1日ぐらい前後します)

に生まれた方は、天秤座の方角に太陽が滞在している期間

に生まれています。上記の性質が強く反映されます。


月が天秤座に滞在している時間に生まれたかたは、感情面

で上記の傾向がでやすいでしょう。

外部の価値観で判断したり、自分を裁いたりすると心が不安

定な状態になります。

未熟でも自分の価値観による答えを大切にしてください。

自分の価値観が確立するにつれ、自信と安定感を手に入れ

られます。


1956年12月14日~1958年1月13日生まれ

1969年7月16日~1970年8月16日生まれ

1980年10月28日~1981年11月28日生まれ

1992年10月11日~1993年11月10日生まれ

2004年9月26日~2005年10月27日生まれ

上記の期間に生まれた方は、チャンスと幸運の木星が、

天秤座滞在中に生まれています。

美しいもの、芸術的なものを見つけたり、評価したり、

表現する分野で才能を発揮する舞台があります。


明日は、「傷つくならば~」の第97日目のお話を

予定しています。


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