こんにちは、リブラです。

今回は12星座シリーズ第6回目乙女座のお話です。


乙女座


乙女座にまつわるギリシャ神話は、豊饒の女神とその娘、冥界の王が

絡むお話と正義を測る女神のお話があります。

正義を測る女神の方は次の天秤座の神話と深い関係があるので、次

回に譲ることにします。今回はペルセポネーのお話です。


大神ゼウスと豊饒の女神デーメーテールとの間に生まれた娘コレーは、

デーメーテールの愛情を一身に受け、母親の保護の下、宝物のように

大切に育てられました。

デーメーテールは大地の神だったので、コレーが大地を歩くときいつも

母親とともにいるような安心感がありました。

だから妖精たちと花摘みをして遊んでいるときに、ひときわ目を惹く美

しい水仙を見つけたときもなんの警戒もなくみんなから離れ、その水仙

に手を伸ばしたのでした。


次の瞬間、大地は裂け、地の底から黒い馬に乗った冥界の王ハデスが

現れ、あっという間にコレーをさらってしまいました。

ほんの一瞬の出来事だったため、その場にいた妖精たちもコレーが突

然消えてしまったようにしか見えませんでした。


大地の上のどこを探してもコレーを見つけられず、不審に思ったデーメ

ーテールは一部始終を見ていた太陽神ヘリオスを問い詰めます。

そして、ハデスがコレーを妻に欲しいと父親であるゼウスに許可を求

め、ゼウスはデーメーテールが決してコレーを手放さないだろうから、

さらって冥界に連れて行ってしまえ、と入れ知恵したことを知ります。

デーメーテールはコレーを返せとゼウスに迫りますが、

「冥界の王であるハデスであれば夫として不釣り合いではない」とい

って取り合ってくれません。


デーメーテールは娘を失った絶望と悲しみに打ちひしがれ、なにもす

る気なれなくなってしまいました。

花は咲かず、実らず、大地の草木は枯れ、荒れ放題になっていきます。

人間たちは毎日のようにゼウスの下に、豊饒の女神のご機嫌を元に

戻して欲しいと祈りを捧げていました。

困ったゼウスはヘルメスを冥界に送り、コレーを連れ戻すようにハデス

に伝えます。

ハデスも地上の惨状をヘルメスから聞き、コレーを返さないわけには

行かないことを知りました。

ヘルメスが迎えに来てくれて、これで母のところへ、地上へ帰れると

大喜びのコレーでしたが、地下のでの生活を始めて以来ずっと丁重

にコレーに接し、コレーがどんなに頑なで冷たい態度をとっても、けし

て変わることのない愛情を表現してたハデスに、少し申し訳ない気持

ちが芽生えました。

そこで、ハデスの申し出を1つだけ受けようと思い、ハデスが勧めた冥

界のザクロの実を4粒だけ口にすることにしました。

コレーがザクロを口にすると、ほんとうにハデスがうれしそうに元気を

取り戻したので、コレーは後ろ髪引かれることなく冥界を後にしました。


コレーが地上に帰るとデーメーテールは大喜びし、草木は元気に芽吹

き、花は咲き乱れ、大地は息を吹き返しました。

ところがコレーが冥界でザクロを食べたことを知って、デーメーテール

は愕然とします。

冥界の食べものを食べたものは、冥界に戻らなければならないからで

す。

デーメーテールはゼウスに訴えます。

さらって強引に冥界に連れて行き、だましてザクロを食べさせたのだ

から、これを無効にして欲しいと。

しかし、ゼウスはコレーは自分の意志で冥界のものを食べたのだから

この掟を破るわけにはいかない。ただ、知らなかったことも事実だから、

ザクロの実の数の期間、すなわち、1年のうち4か月はハデスの妻ペ

セポネーとして過ごし、残りの8か月をデーメーテールの娘コレーと

して地上で過ごすことを命じました。


それ以来、ペルセポネーが冥界に戻る4か月は冬が来て大地は凍り

き、地上に戻る8か月は大地の命が蘇るようになったといわれてい

ます。


この神話から乙女座の性質を抜き出してみますね。


1.地上のものすべての管理を任されたデーメーテール

デーメーテールは大地から生まれるものを、すべて管理する権限が

与えられています。

権限があるということは、責任もあるということです。

命あるものを管理するということの難しさを、このお話が伝えています。

寿命のない神々にとって、デーメーテールがいつまでも娘を手元に置

こうとすると、それをコレーが拒否しない限りコレーは永遠に母の保護

下にいる娘から成長できません。

乙女座の人々は、自身の職務をしっかり遂行しようという使命感があ

ますが、そこに人間関係が介在するとどこまで手を貸し、どこで手を

してあげたらよいのか、迷うときがあります。

人も物事もすべてを管理することは不可能です。

迷ったら、人や物事に自然に内在する秩序を信じましょう。

種は、風を送り、雨を降らせ、日を当て、大地で包んであげればちょう

ど良いタイミングで芽を出し、根を生やします。

乙女座の人々が管理することに執着しなければ、物や人を適材適所に

配置し、最も生かされる一番良いタイミングを知ることができます。


2.コレーのどこまでも公平な態度

コレーはデーメーテールの管理能力を受け継いでいますが、母の情に

流される点は受け継いでいません。

地上で母の保護下で幸せに暮らしていたのを、強引に地下に連れ込

んだハデスの行為は許しませんでしたが、ハデスが丁重に接したこと

はちゃんと評価していました。

乙女座の人々は、人や物に対して公平で偏りのない判断をしようとし

す。

感情的になると、冷静な判断が乱されるのを知っているのです。

自分自身が公平な秤であろうとするので、清らかで正しく潔い性質

として表われます。


3.突然の変化に弱いコレー

大地に守られているとき、つまり地上の秩序に守られているとき、

コレーはこの上なく幸せで満たされていました。

これは乙女座人々が特に感じる幸せで、安心感なのです。

変化があるのを喜ぶ人々もいますが、乙女座の人々は自分の秩序の

下に物事を管理し、快適な状態に維持することにやすらぎを感じるの

です。

変化が多くて不測の事態が頻繁に起きるようなところにいると、本来

の能力を少しも発揮できなくなってしまいます。

こんなときは、新しいこと変化を好む人にチャレンジを担当してもらい、

自分はその中の新しい秩序、マニュアル作りに集中するとスムーズで

す。

秩序やルール、マニュアルを作る能力こそ、乙女座の人々が変化と

戦うときの武器なのです。


4.自然界のリズムをもたらすデーメーテールとペルセポネー

コレーが冥界の王ハデスの妻、ペルセポネーになることで生まれた

自然界の季節のリズム。

このお話には人間は登場せず、神々ばかりですが、神々でも従わな

けれならないルールが描かれています。

キバリオンの法則でも、「リズムの法則」はマスターでも避けることが

できない」といっています。

避けることができないからこそ知っておくことが大切と、乙女座の人々

は良い習慣を積極的に取り入れ、しっかり続けます。

でも、巷に溢れる情報で洪水で良い習慣が増えすぎて大変なときは、

自然のリズムに近いものだけを選びましょう。

乙女座の人々はナチュラルテイストが最も似合う人々です。


5.地上と冥界の行き来

この神話で表されている実り豊かな地上の世界は、五感で感じられ

る物質界です。

そして強引に連れて行かれてた冥界は、見たり触ったりできない意識

界を表します。

わたしたちは、五感で感じられる世界だけを現実と思いたいし、コント

ロールが効かない、見ることも、触ることもできない世界にも自分が

属していることを認めたくないのですが、このお話に出て来るように

ある日突然、地上の世界から連れ出され、自分の潜在意識が引き起

こす現実と対峙しなければならないときも来るのです。

乙女座の人々は、デーメーテールの管理する物質界で強い力を発揮

するので、とても現実的です。

しかも、感情的になることも少ないので意識界に入り込むことを自分

に許さないかもしれません。

でも、乙女座の人々が意識界の秩序も手に入れ、物質界も管理した

ら最強の存在になり得ます。


8月24日~9月22日(生まれた年によって1日くらい前後します)

に生まれた人は太陽が乙女座の方角に滞在している期間に生まれ

ているので、最も上記の性質が反映されます。


月が乙女座にある時間帯に生まれた人は、感情面で乙女座の性質

が出やすいでしょう。

自分が安心できる決まりごとは何なのか(たとえば、物があまり置か

れていない空間で落ち着きを感じるとか、自分の基準で整理した物

に囲まれた環境とか)を知っておくことと、それを身近な人に理解して

もらえるよに伝えておくと良いでしょう。

どんな環境に身を置くかで安心感が違います。


1956年7月9日~1957年8月7日生まれ、

1968年6月16日~1969年7月15日生まれ

1979年9月30日~1980年10月27日生まれ

1991年9月13日~1992年10月10日生まれ

2003年8月28日~2004年9月25日生まれ

上記の方は、チャンスと幸運の木星が乙女座に滞在して

いるときに生まれています。

物質的な現実とスピルチュアルな知恵を偏見のない知性

で融合できると、活躍の場が無制限に広がります。


明日は「傷つくならば~」の第96日目のお話を予定しています。


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