- 傷つくならば、それは「愛」ではない/チャック・スペザーノ
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こんにちは、リブラです。
今回は「傷つくならば~」の第95日目「怒りとは、自分の欲求を
満たすため一手段」についてお話したいと思います。
「わたしたちが怒るのは、万事が思いどおりには運ばないからです。
ときには怒りを使って、自分の解釈を押しつけ、自分の正しさを証明
したり、自分の欲求を最優先させようとします。
ところが怒りはひとのパターンになり、満たされない状態をかえって
固定させてしまいます。
すなわち『欲求、怒り、怖れ、欲求』という悪循環にはまってしまうの
です。
怖れは欲求を生みだす要素になります。
むしろ怒りで人を思いどおりにしようとするのをやめて、その欲求が
満たされない怖れについて話し始めるほうが、はるかにあなたの欲
求が満たされやすいでしょう。
コミュニケーションで冒険することは、わたしたちを成熟させます」
とチャックはいっています。
ヒトの身体の中でつくられるホルモンの量って、決まっているのです。
月決めのお小遣いみたいなもので、よく使うからたくさん作ってくだ
さいとは頼めないのです。
パルメザンチーズのように長期熟成のチーズでは、チロシンという
アミノ酸が白く析出してくるのが見えるそうです。
(納豆にもときどき白い、ジャリッとする結晶があることありますよね)
チロシンを材料に水酸基(OH基)が1個増えた形したのが、ドーパ
と呼ばれるアミノ酸です。
このドーパからドーパミン(快楽ホルモン)が作られます。
ドーパからカルボキシル基が外れただけなのですが、無毒のアミノ酸
が有毒のドーパミン(快楽ホルモン)に変化するのです。
有毒ですがほんの微量しか生産されないし、すぐ分解されてしまうの
で自然な状態では害はありません。
じつはこのドーパミン(快楽ホルモン)を前駆物質として、「怒りと恐怖」
のホルモンのノルアドレナリン、アドレナリンが作られるのです。
ノルアドレナリン、アドレナリンは心拍や血圧や上昇させ、身体の重要
な機能に影響を与える猛毒のホルモンです。
ほんの微量しか生産されないけれど、頻繁に分泌の機会(怒ったり、恐
怖に曝されたり)があると身体はパニック状態です。
だから、身体の方は自然なノルアドレナリンの分解を待たずに拮抗する
作用のホルモンを分泌して、パニックを防ぐのです。
これがセロトニンと呼ばれる睡眠には欠かせない穏やかさをもたらすホ
ルモンです。
ドーパミン(快楽ホルモン)を原料にして、ノルアドレナリン、アドレナリン
(「怒りと恐怖」のホルモン)が作られ、作ったものが危ないからセロトニ
ン(穏やかさのホルモン)で落ち着かせるというしくみです。
ドーパミンを快楽として使おうが、怒りや恐怖のノルアドレナリンとして使
おうが本人の自由ですが、怒りや恐怖でノルアドレナリンやアドレナリン
が分泌した場合、セロトニンが確実に消費されてしまうのです。
本来は質の良い睡眠をもたらすためのホルモンを、無駄遣いしてしまう
のです。
そして、チャックのいう「欲求、怒り、怖れ、欲求」の悪循環にはまります。
ずーっと「怒りと恐怖」のホルモンを出し続け、セロトニンを消費してしま
うので、心穏やかになれるときも、快楽を感じて幸せな気分になるときも
なくなってしまうのです。
「怒り」を選択することも「怖れ」に振り回されることも、身体にとったら同
じ意味です。
「怒り」を抑え込んで表現しなくても、同じです。
自分の「怖れ」にフタをして、誰かの被害者を演じても同じです。
幸せな気分も穏やかさも感じられない毎日、「怒りと恐怖」
を選択してしていることになります。
この悪循環にはまった人の身体がもし、しゃべれたら、
「『怒りや怖れ』ではなく、ドーパミン(快楽ホルモン)が出るようなことを
して、セロトニンの無駄使いやめようよ。夜ぐっすり眠れて快適だよ!」
というでしょう。
「怒り」や「怖れ」は外からやってくるように見えても、それはあなたの内
部で起きていることなのです。
瞬間的に感じる「怒り・恐怖」は自然でも、つねに「怒り・恐怖」を感じて
いるとしたら、それはあなたの選択です。
「怒り」をぶつけたり、「怖れ」を誰かに投影するのではなく、自身の「怖
れ」に目を向けてあげましょう。
そして、その「怖れている小さな自分」を置いていかないで、あなたが
たったひとりの永遠の味方であるといってあげてください。
「どんなときも、だれに責められても、一生一緒のわたしだけはあなたの
味方」。
その言葉は、返事はなくても確実にあなたのインナーチャイルドは聞い
ています。
寝る前にこの言葉を語りかけ、吐くを長めにした深呼吸を繰り返すと
穏やかな感覚が全身を包んで守ってくれます。
明日は12星座シリーズ「乙女座のお話」を予定しています。
この続き「傷つくならば~」第96日目のお話は、明後日です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。