傷つくならば、それは「愛」ではない/チャック・スペザーノ
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こんにちは、リブラです。


今回は「傷つくならば~」の第29日目、

「すべての人が勝者でなければ、それは真実ではない」についてお話したいと思います。


「競争や主導権争いにおいて『勝者』と『敗者』が出れば、敗者が逆襲してくるのは時間の問題です。

ほんとうにうまくいくのは、両者がともに、あるいはそこにいる人が全員勝者、という場合だけです。

主導権争いをしている両者は、どちらも何らかの真実のエネルギーをもっています。

自分に誠実になってつながりあったとき、そのエネルギーがひとつになり、両者の見方が統合されて新しいヴィジョンが生まれます。

それこそが真実なのです」とチャックはいっています。


世界中が戦争に明け暮れていたころ、「勝者」はその位置を脅かされるのにビクビクし、「敗者」はなんとかして「勝者」の位置を奪い返そうと、虎視眈々としていました。

両者とも安らぎのない時代でした。

何かの犠牲の上にしか成り立たないものは、長く存続することは不可能です。


「分離の時代」の考え方(勝ち残ったわずかな者たちが、限りある資源を独占するという考え方)に凝り固まってしまっていると、「すべてが勝者なんて幻想だ」と思えるかもしれません。


でも、どうでしょうか。

自然界を見渡すと弱肉強食といわれるルールはあるものの、良く見れば蟻のような小さな生き物も、ナメクジのように動きも遅く、身を守るものがない生き物でさえ生存可能な世界なのです。


動くことのできない植物が一方的に食べられっぱなしか、といえばそんなことはなく、花の蜜を吸いに来た虫たちが受粉してくれたり、果実を食べた動物が種を排泄することで、移動と肥料の両方を得て種の保存を果たすのです。


わたしたち人間がこの世界に登場する前から、すばらしいバランスを保って多種多様な生き物の命の循環を成し遂げているのです。

わたしの目には、こうした自然界の共栄共存は「すべてが勝者」のお手本のように映ります。


第二次世界大戦後から、人類もだんだん「分離の考え」から「全体性を考える」にすこしずつシフトを始めました。

お互いに戦う技術を高めることが、地球という自分たちの安住の地を破壊してしまうことを知ったからです。

地球の資源をバランスも考えずに使うと、結局自分たちの首をしめることになるのに気がついたからです。


「すべてが勝者」は幻想ではありません。

長く存続するための真実のルールです。


今日は自分の喜びのために進んでとった行動がだれかのためになっていたことに、「ともに勝者になった」経験について思いをめぐらしてみてください。


自身の利益がだれか(なにか)の犠牲の上に成り立っていないか考えて、どうしたら「ともに勝者に」なれるのか思いをめぐらしてみてください。


次回はこの続き第30日目「『痛み』とは、相手に背を向け、かかわりの糸を切ってしまったところに生まれる」についてお話する予定です。


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