- 傷つくならば、それは「愛」ではない/チャック・スペザーノ
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こんにちは、リブラです。
今回は「傷つくならば~」の第5日目、「自由とコミットメントは同じもの」についてお話したいと思います。
「『コミットメント』とは、どんな状況においても自分を最大限に与え続けていく、相手やものごとと真剣に関わっていこうとする決意を意味します。」
「ところが、多くの人が『コミットメント』を怖れています。なぜなら、自分がそのコミットメントの奴隷になって、自由を失ってしまうのではないかと考えているからです。」とチャックはいっています。
コミットメントは単なる約束ではなく、すべての責任を背負う覚悟の約束あるいは決意なのです。
責任が発生すると思うと、だれもが一瞬手を引きますよね。
それは、責任に縛られて自由を失う可能性があるからです。
それでは、わたしたちが守ろうとしている「自由」ってどんなものでしょうか?
チャックは2種類あるといいます。
1つは「何かから逃げて得る自由」、もう1つは「何かに向かっている自由」
「なにかから逃げることによって得る自由」とは、自分を悩ませること、面倒なことから逃げて自由になる、コミットメントを回避して得られる自由です。
「何かに向かっている自由」とは、自発的に選択することで得る自由です。
自ら進んでコミットメントをすることによって得られる自由です。
例えば、こんな場面を想い浮かべてください。
職場で責任の重い仕事、希望者2名を募ったとします。
Aという人が名乗りをあげます。他にだれも申し出ないのでくじ引きで当たったBという人がもうひとりとして任命されました。
こうして決まった責任者ふたりのマインドは、この時点で大きな違いが出て来ています。
Aは自ら選択してそこにいるので「仕事に自分自身を全面的に与える」覚悟をしている(コミットメントをしている)。
Bは選択の余地なく「しなければいけないこと」をさせられ、責任を負わされる犠牲者として、そこにいる。(コミットメントしていない)
AとBのマインドを覗かなくても、どちらが心の自由を得ているかわかりますよね。
そして、同じ仕事をして同じ苦労を背負ったとしても、Aには自分の枠を超える「成長」の喜びがありますが、犠牲者マインドのBは束縛の苦しさしかないのです。
これは人間関係でもいえることです。
表面上仲良く付き合える人はたくさんいても(コミットメントをしない人間関係)、ほんとうに心の底から信頼できる人(コミットメントをした人間関係)がなかったら、「孤独」がつきまとって親密感に飢えている状態です。ほんとうの自由は得ていないと思います。
コミットメントをするのを怖れていると、「責任を回避して自由になっている」つもりが、かえって自分を狭い世界に閉じ込め、自由じゃない状態にしてしまいます。
「結婚」というコミットメントでタイミングが合わず、悩んでいるカップルをよく見かけます。
とくに女性は「結婚」のコミットメントができていて、男性が「結婚」にコミットメントができないケースの相談が多いです。
女性の方は相手に十分な親密感を感じていると、「結婚」によってのしかかってくる重圧(妊娠や出産によって、仕事を辞めなければならないとか、名前・住む環境・人間関係が変わるとか・・・)から逃れたくてコミットメントを渋るということはあまりないようです。
男性の方はいくら相手に親密感を持っていたとしても、「結婚」のコミットメントへの怖れを乗り越えることとは別問題のようです。
男性の場合は家族を持てるほどに精神的に成熟しているかどうかの、個人の問題なのです。
この問題で悩んでる女性は「結婚」を決断するということは、コミットメントをすることであり、男性はコミットメントから逃れたい性質を持っていることを理解してあげてください。
コミットメントは自ら選択してするものであって、強要したらコミットメントでなくなってしまうのです。時間をかけて、怖れを乗り越えていくのを応援するしかありません。
コミットメントはあなたの器を一回り大きくします。
コミットメントはあなたのセルフイメージを拡大させ、自由な世界に解き放ちます。
今日は、あなたが進んで引き受けてみたい責任について考えて見てください。
「これをやることに自分自身のすべてを全面的に与えることができたら、成長するだろうな」ということを見つけたら、コミットメントしてみてください。
人間関係で自分自身を全面的に与えたら、より良くなる関係があればコミットメントしてみてください。
次回は第6日目「その人は、同じチームのメンバー」についてお話したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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