- 未来は、えらべる!/本田健
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
こんにちは、リブラです。
今回は「未来、えらべる!」第3章「お金と豊かさについて」より、「お金とセルフイメージの関係」を考えてみたいと思います。
バシャールはこの章で「豊かさとは、やりたいことを、やりたいときに、やれる能力」だと定義しています。
ということは、豊かさは個人によって規模も、種類もぜんぜん違うものになるということです。
「お金というエネルギー」は、個々がイメージする様々な豊かさを現実化するため、循環していることになります。
「お金というエネルギー」が低いと「やりたいことを、やりたいときに、やれる能力」は縮小傾向になり、高いと「やりたいことを、やりたいときに、やれる能力」は拡大傾向になります。
個々が抱く豊かさのイメージも、悲しいことに「お金エネルギー」の高低に影響されてしまうのです。
たとえば生存の危機すら感じるような貧困家庭に育ったとすれば、毎日お腹いっぱい食べられる保証が「豊かさのイメージ」になり、大人になっても日々の安全の保証に気持ちが行き、「夢」を追うことに不安を抱いてしまいます。
貧困が連鎖してしまいやすいのも、「豊かさのイメージ」にあるような気がします。
わたしが高校生のとき、両親はわたしの進学希望に大反対でした。
下に3人も子供が控えているし、弟の教育費にお金をとっておきたいので、長女のわたしは他のきょうだいの踏み台になれということでした。
「高校を卒業したら銀行に就職して銀行員と結婚すれば、一生食いっぱぐれがない。女はどうせ他人にくれてやっちゃうのだから教育費をかけるなんてもったいないが、わたしの顔を見るたび父がいっていたセリフでした。
父の豊かさのイメージは「一生食いっぱぐれない」で、
わたしの当時の豊かさのイメージは「生きがいを感じられる仕事で自立すること」でした。
父に逆らうのは我が家では命がけのことでしたが、父のいうとおりの人生は貧困に直結しているように感じ、自分のホロスコープが指し示す方を信じて臨床検査技師になる道をとりました。
そのときの父とのバトルのおかげで、人のいうことよりも自分の心の声を信じること、そうすると閉ざされていた可能性の扉が奇跡のように開いて行き、運まで味方についてくれることを知ったのです。
このとき、孤立無援のわたしを夢の実現まで導いてくれたのは、わたし自身のセルフイメージでした。
セルフイメージはちょうどケーキを焼くときの型のような役目をしてくれます。
こんな自分になりたいなというもののイメージ枠組みを構築し、そこに想像力や行動力を使ってリアルに感じるほどのセルフイメージを作り上げていくのです。
父の暴力にも屈せず、学費の問題も乗り越え、臨床検査技師になった後は、妹の学費を全額払ってあげることができました。
このとき、わたしは我が家に由来し巣食っていた貧困のセルフイメージを断ち切ったように感じました。
わたしは妹に進学する望みを与えてあげるほど、心が豊かなのだというセルフイメージをもつことができたのです。
「与える」というチャンスは日常の中でもたくさんあります。
たとえば、年金や税金や健康保険料を支払うとき「義務」と考えずに「どこかのだれかの命を支えるため働いて、わたしの心を豊かにしてくれるお金」と思うとあたたかな気持ちでお金を送り出すことができるのではないでしょうか?
豊かなマインドが豊かさを、貧しいマインドが貧しさを連れて来るといいますから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回は第4章「ソウルメイトとコミュニケーション」についてお話したいと思います。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたのセルフイメージに制限を与える心の葛藤をホロスコープで読み解きます。
くわしくはこちら