こんにちは、リブラです。
今回は「愛とは、怖れをてばなすこと」を訳された本田健氏と杉原千畝氏をめぐるお話です。
じつは、わたしは本田健氏の本に出会う前に、ご本人に会えるという幸運な機会を得たことが あるのです。
8年ほど前、ビジョン心理学のクラスメイトである脚本家の杉本美鈴さんが、「杉原千畝の一人 芝居を仕上げたから見に来てね。」と招待してくれたのです。
美鈴さんが書き上げ、俳優の水澤心吾さんが一人芝居を演じる「杉原千畝」上演会を企画し、バックアップしてくださったのが、本田健さんでした。
難しい一人芝居の脚本を美鈴さんは、杉原氏の国家の命令と倫理観の間での葛藤をメインに描き、水澤さんの熱演は会場の観客の深い共感を誘いました。
お芝居はもちろん素晴らしかったのですが、わたしの心が大きく動いたのはそのあと本田さんが話してくださった、ご自身とユダヤ系アメリカ人との出会いのお話でした。
本田さんは若かりしころ、アメリカでバックパッカー旅行していたことがあるそうです。
若い日本人男性の1人旅だったので、狭い田舎のコミュニティのような場所ではかなり怪しまれたり、警戒されて現地の人たちと親しくなることもなかなかできなかったそうです。
ところが、ものすごくりっぱな家ばかり立ち並ぶユダヤ系アメリカ人街に来てしまい、さすがにこんなカッコでフラフラしたら怪しまれるだろうなと遠慮がちに歩いていると、向こうの方から「ジャパニーズ?」とニコニコしながら声かけてきただそうです。それも、1人だけではなく何人も。まるで、ちょっとした有名人になった感じだったそうです。
本田さんがアメリカを旅行していて、こんなに歓迎された地域はこのユダヤ人街を除いてはないといってました。
そこの人々はみんな本田さんを家に招きたくて引っ張りだこになったそうです。
ある富豪のユダヤ人は、門外不出のお金の知恵まで授けてくれました。
それが、本田さんの後のベストセラー本「ユダヤ人大富豪の教え」になったそうです。
ユダヤ人富豪の家に招かれた初日に、「どうして第2次世界大戦の敵国の子孫の日本人が、戦争経験のあるお年寄りたちにこんなに歓待されるのかわからない。」と本田さんが聞くと、
「きみは日本人のクセに『杉原千畝』を知らないのか?」と逆にびっくりした顔で聞き返されたそうです。
本田さんにとって、それが杉原氏の名前を聞いた最初の出会いだったそうです。
(確かにわたしも日本の歴史の教科書で目にした覚えはありません。国の命令に逆らって命のビザを発行し、6000人のユダヤ人を救ったことは、世界に誇れることなのに。どうして、こんなに勇気ある日本人の話を学校で教えないのでしょうか。)
本田さんはこの上演会に杉原氏のお嬢さんを招ねかれたので、貴重なビデオ映像を見させていただけました。
それは、イスラエルで行われた式典の様子が撮られた短い映像でしたが、そこに映るユダヤの人々がどんな壮絶な体験をして、どんな状況を生き延びたのかを一瞬で想像させてしまうような迫力でした。
真実とは、なにも語らなくても、その時代に生まれてなくても、国や人種を超えて「共感」だけでダイレクトに伝わるものだな、という体験をわたしはそこでしたのです。
戦争が終わったあと、ユダヤの人々は命のビザを発行してくれた杉原氏を忘れませんでした。
やっと見つけて再会できたのは20年後ぐらいなのですが、式典で杉原氏に花束を渡すはずの生き残りの人々はみんな泣きながら言葉にならない声をあげ、ブルブル震えて動けないのです。
杉原氏ヘの感謝と一緒にナチスの進軍に追い詰められ、リトアニア領事館の前でビザを乞うことでしか助かる道がなかった、恐怖の記憶も思い出してしまったかのように見えました。
上演会が終わったあとも、本田さんは招待客全員をイタリアンレストランに招待し、
「ここでの費用が浮いた分、美鈴さんと水澤さんの『杉原千畝一人芝』が広まるよう今後の活動に寄付をお願いします。」と声までかけてくださいました。
そして、夜10時ごろ本田さんの携帯が鳴ると「娘からの帰れコールが来てしまったので、お先に。」とさわやかに帰って行かれました。
本田さんは人との絆を大切にされる、素敵な人だなと思いました。
次回からは本田さんがバシャールと対談して作った本「未来はえらべる!」と本田さんが訳して解説もしている「人生に奇跡を起こすバシャール名言集」を題材にわたしが感じたり、理解したり、考えたことをお話していこうと思います。
水澤心吾さんの杉原千畝一人芝居の公式HPは
http://www.misawashingo.org/chiune-mono
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