そもそも何を破壊したいのか?
破壊的仮説を作るためには、「何を破壊したいのか」を見つける作業から始まる。
この工程は、同業相手や、業界および、自分達が属している業界以外を分析する事が近道だと考えている。
例えば、トヨタ自動車が販売の手法として打ち出した、「TOYOTA 3年ぶんください」。
仕組みとしては、もともと法人がよくつかうリース(残価設定ローン)と一緒なんですが、これは一般消費者の何を破壊したのか。
仕組みとしてはリースだが、「ください」という上手い文句にする事によって「自分の物にする=購入」という『印象』に変換する。
「車を購入する」と「リースする」という違いを使い、物を買う際に「全額」を購入するものだという「常識」「概念」を破壊しているといえる。
専門家からすると、「で!」っていう仕組みだが、一般消費者からすると新鮮な手法だったのではないだろうか。
モノづくりの業界から金融の業界へ視野を広げる事によって、この様な「破壊」活動が実現できると考えられる。
この「何を」を見つけるためには、自分の業界だけを見つめていては破壊すべき事を見つける事はできない。これは「常識」を疑う事が必要だが、外側からしか常識、非常識を判別できないからである。
次は「常識」について考えてみたい。