理想の家にならない理由。 | インテリアコンサルタント(インテリアコーディネーター) 内藤 怜 ドアを開けた瞬間、キュンとときめく景色を提案します。

インテリアコンサルタント(インテリアコーディネーター) 内藤 怜 ドアを開けた瞬間、キュンとときめく景色を提案します。

ドアを開けた瞬間、キュンとする景色のある空間をご提案しています。
毎日見る景色が変わると、気持ちが変わり、行動が変わります。お部屋は心の鏡。
毎日キュンキュンして、楽しく笑顔で毎日を過ごしませんか。

こんにちは、内藤 怜です。

 

昨日お話した方が、こんなことを仰ってました。

 

私はハウスメーカーで家を買ったんですが

 

その時、担当者に言われたんです。

 

建築士に頼んだり、工務店にお願いしたり、

 

家を作るには、色々方法がありますが、

 

お客様はハウスメーカーが一番合うと思いますよ。

 

と買う前に言われました。

 

と仰っていました。

 

その時はその意味が全くわからなかったのですが、

 

今思えば、新しい家をこうしたい!

 

など具体的なイメージもなかったし、

 

そういう人達は、ハウスメーカーの方がよいですよ

 

という意味なんだということがわかりました。

 

と仰ってました。

 

でも実際に住み出すと、


あーすれば良かった。

 

こうすれば良かった…

 

ということは沢山あるし…


なぜあの時気づかなかったんだろう…

 

今更ですが、3年前に内藤さんにお会いしたかったです…

 

そんなお話を伺いました。

 

ん…聞いていて

 

なんとも言えない気持ちになりました。

 

私もお会いしたかった…

 

それにしても

 

どうしてこのタイムラグが出てしまうんだろう…

 

実はこのお話は、その方に限らず本当によく聞くお話なんです。

 

皆さん、どんな暮らしがしたいか。

 

それを描くタイミングって、

 

家を買おう!作ろう!リフォームしよう!

 

そう決めて、業者に依頼してからが多いと思います。

 

ちなみに、

 

家を買うって結構タイミングがあります。

 

買う予定はなかったんだけど…

 

ちょうどいいのがあって…

 

家を買った人から、そんな話聞いたことありませんか。

 

私はよく耳にします。(^^)

 

つまり、急にお部屋づくりが始まるんです。

 

しかもいざ進むと


間取りに、仕様に、品番に


決めることばかり。

 

目先のことをどうするかで必死で…

 

バタバタします。

 

わからなければ、

 

オススメはなんですか。

 

と伺って、

 

とりあえずその短い期間で見た中で、納得いくものにします。

 

そしてそのとりあえずの木が沢山集まり、

 

一つの森となった家が出来上がります。

 

この流れで家づくりをしている方、結構いらっしゃいます。

 

そして一番大切な


どう暮らしたいか

 

ここはスッポリ抜けてしまったまま、

 

とりあえずの納得でできた、おうちが完成してしまうんですね。

 

で…

 

いざそれが形になった頃、もしくはすみだしてから、

 

あーすれば良かった…

 

が見えてくる。

 

でも皆さん一つだけ分かっていることがあります。

 

それは

 

あの時には残念ながら気づかなかった…

 

という事実なんですね。

 

このずれの現象

 

私の中では常になんとかしたい課題です。

 

今、全国インテリアアドバイスをしている、奈良県のお客様は、

 

家をリフォームしたい!

 

そうお考えになり、

 

image

 

昨年秋にご依頼を頂きました。

 

まずは今までの暮らしの悩みから始まり、

 

これからどんな暮らしをしていきたいか

 

これを一緒に整理し、一緒に描いていきました。


具体的には、


今までより明るい家にしたい。


とにかく開放感があり、家族が自然に集うようにしたい。


キッチンを回遊できるようにしたい。


お風呂はガラス張りで洗面室と一体化させたい。


ファミリークローゼットを作りたい。


キュンとする室内窓やアーチを取り入れたい。


ウィリアムモリスを取り入れたい。


壁にキャットウォークをつけたい。


猫の餌、トイレ用スペースを作りたい。


などなど…


溢れんばかりに出てきました(^^)


その後は設計・施工会社選びもご協力しました。

 

数社ある中で、金額の妥当性だけでなく、

 

どこがお客様のお望みを一番叶えてくれるか。

 

その視点まで下がり、業者を決めました。

 

そして次は間取り。

 

図面の内容を固めていきました。

 

お客様の描いている暮らしがどうすれば叶うか。

 

2案3案と検討し、間取りは決定しました。

 

ちなみにこの間にもお客様の中では、グラグラ気持ちが揺れ動いて、

 

違う方向にいってしまう…

 

そんなことも多々ありました。


後は手に入れた情報を手放したくない…


という思いから


盛り込みすぎて、もはや心地よいとはかけ離れたセレクトをしていたり。

 

そんなことも合わせると、2.30回はお声がけさせてもらったかな?笑。

 

その度にそれだと、


一緒に描いていたゴールにはたどり着けませんよ〜

 

と軌道修正。

 

お客様も笑っていました。


あのままいっていたら、ちょっと残念なお部屋になっていたと思いますよ。

 

 

でもはれて、内装の仕様も決まり、設備も決まり、照明配線も決まり、

 

明日から工事着工!

 

最終図面を見る限り、

 

お客様の描いた理想の暮らしは、キチンとそこにあります。

 

私の中の小さな小人を

 

何度も何度も

 

その架空の空間で歩かせてみましたからね。(笑)

 

まだ完成前ではありますが、

 

ドアを開けた瞬間、キュンとする景色がいたるところに、想像できます。

 

当たり前ですが、図面は暮らしの設計図。

 

それだけにこの時点で、そう思えるかどうか!

 

そこで8割9割決まってしまっているんです。

 

にもかかわらず 

 

実際には、

 

一番はじめになりたいゴールを描いてスタートしてさえも

 

誘惑は沢山で、そのゴールさえ見失うことがありますからね

 

これまで、100件以上のお客様をアドバイスしてきて、

 

ビックリしますが、ほぼ毎回起きます。(笑)

 

それだけに皆さんにも、ぜひ気をつけて頂きたいところです。

 

さて、募集しております、全国インテリアアドバイスのお席、

 

最後の一席となりました。

 

これからお家を購入したり、リフォームをご検討中の方。

 

未来のなりたい自分、過ごしたい暮らしを一緒に想像し、

 

一緒に形にしていかませんか。

 
募集は明日までとなります。