おはようございます。アシシです。

先週金曜日に無事帰国しました。

世界一蹴の旅-成田到着
7月16日、成田の到着ゲートにて。


現在僕は都内のマンスリーマンションに滞在中です。

そうなんです。僕、実家が札幌なので東京には帰る家がないんですw

とりあえず8月末まではゆっくりして、9月頭から個人コンサルタントとしてアサインできるプロジェクトを探す予定です。

2006-2007年と1年カナダ、2008年は半年中国、そして2009年から2010年と世界一蹴してたので、ほぼ丸4年根無し草生活でした。次のプロジェクト次第ですが、当分は東京に根を張ろうかと考えています。



「非日常の日常化」に挑み続けて早4年。



もうそろそろ今までの普通の「日常」に飢えてきた自分がいます。

それなりの緊張感の中で仕事に没頭したり、週末にフットサルやったり、気に入ってる子から携帯メールの返信がないことにやきもきしたりw

そういった日常にまた復帰したいなと。

世界一蹴の旅-フットサル
この週末、いつものフットサルに復帰。髪バッサリ切りました。アシシの隣は5つ上の兄です。


人生とはいわば「無い物ねだり」の連続だと思うんです。

日常が存在するからこそ非日常の「旅」が輝かしく見えるわけで、その「旅」を日常化してしまうと今度は非日常化してしまった「日本での生活」に戻りたくなる。

人生ってそういうもんなんじゃないかと。

少なくとも4年も根無し草生活を続けてると、否が応でも「家ありきの人生」が恋しくなるもんですw



この世界一蹴の旅は常に移動移動の日々で、「W杯開幕までに出場32カ国を周る」という破天荒なミッションを達成するために、身を切る思いで次の国を目指し、各国を巡ってきました。

この旅を通して得たものは数多くありますが、色んなものを犠牲にしてきたことも、また事実です。



「戦略とは捨てることである」



これはコンサル業界では知らない人はいない、といってもいいくらいの格言です。

限られた資源の中でミッションを遂行するためには物事に優先順位を付けて、優先度の低いものについては見切った上で設定されたターゲットに向けて邁進する。あれもこれもとやっていると人も時間も足りなくなり、目標に到達できない。

そういうコンセプトの元、僕もこの旅の最中、32カ国踏破を実現するために色んなものを捨ててきました。

このミッションがなければもっともっと滞在を延ばしたい国がたくさんあったし、旅の途中で「書籍出版」という大命題を抱えた後は様々なものを見切りました。



雑念を捨て、最終ゴールに向かって突っ走ってきたからこそ、ミッションを遣り遂げた後の達成感・満足感は計り知れませんが、現地で知り合った旅人に「なんだか仕事みたいだね」と言われたことも多々あり。。

自遊人と自ら名乗ってるのに、全然遊んでないみたいなw

旅のスタイルは人それぞれですが、ミッション遂行型の旅のスタンスにも色々と弊害があったということで。



そういった意味で、このミッションから解放された今、次のステージにおける新たな目標設定は一旦保留し、制約条件がない中で、自分自身の在り方をちょっと見つめ直そうかと思っています。





言い換えれば、捨てる人生ではなく、拾う人生を歩みたいなと。





ここ最近の「生き急ぎライフスタイル」を見直し、敢えて緩やかに生きる気構えを身に付けたいです。

ミッションをコンプリートすることに生き甲斐を求めるのもいいんですが、穏やかな日常の中にもそういった生き甲斐を見い出せる人生を送りたいなと。



なんだか妙に抽象的な話になりました。後の込み入った話は、お酒の席で語らせて頂きますw



ということで、日本での久し振りの「日常」を満喫したいと思います。