グーテンモルゲン、ヨモケンです!
※イングランド戦会場となったオーストリアではドイツ語が公用語になってます。
イングランド戦、いやー、ホント惜しかったです。
悔しさのあまり、ビールたくさん飲んじゃって、すこぶる眠いです。
なので、今回の現地レポートは、いろいろイイ動画もたくさん取ったけど、動画編集は断念して、写真を多めにしてお送りします。
会場となったのは、オシムさんゆかりの街グラーツ。
実は、僕、2ヶ月ほど前にこの地を訪れています。もちろん、このイングランド戦の下見のために。
そのときのブログはこちら。
当時得た経験を活かし、交通の便の宿を押さえ、いざ出発!と思ったら、なんだか今日は市内でスポーツイベントをやっているらしく、駅からスタジアムまでのトラムが運休。。。
そんな情報を掴んだ僕は駅前でトラムを待っていたイングランドサポーターに事情を説明して、一緒にタクシーでスタジアムまで行くことにしました。
イングランド人サポーターを引き連れて会場入りする日本人サポーター。ちょっとおかしな画でしたw
ホントかどうか知りませんが、写真左のイカついマッチョ君は、ベッカムのヘアドレッサーだとか。
本日のゲーム、彼らの予想スコアは、3-0。
そして、会場入り。
Liberoもロンドンでお世話になった「ロンドンジャパニーズ」の面々。ロンドンから駆けつけている日本人サポーターたちもいたわけです。
これが今日のマッチデープログラム(2ユーロ)。ボランティアの子供たち(FKグラーツのジュニアの子たち)が売りに来ていたので買ってあげました。彼ら、マシンのように「コンニチワ」って連呼してましたw
前回訪問したときに、閑古鳥が鳴いていたスタジアム下のカフェバーも今日は大盛況。
イングランドの試合には、英国の各町からやってくるサポーターが自分の街の名前を刻んだセントジョージクロスの旗がたくさん登場します。
浦和だけじゃなくて、各Jクラブの街の日の丸もたくさん現れたら面白いなぁと思います。
ちなみに今日は僕はグラーツの隣町、スロヴェニアのリュブリャーナで知り合った現地のお寿司屋さんの板前さんと一緒に観戦することにしました!
10ユーロで、こんな「イングランドvs日本」の記念マフラーも売ってました。
そんなわけで試合はキックオフ。
前半7分でね、まさか先制しちゃうとは、ですよね。
そんなことはドイツワールドカップの初戦で痛いほど経験したんでね。。
でも川島のPKセーブもなんかドイツのクロアチア戦を連想させましたね。
今日こそは街で胸を張って歩きたい。。
そんな想いも届かず、まさかのオウンゴール×2で敗戦。
試合開始前、イングランドサポーターが、3-0って言ってたのを思い出したよね。
全部日本人が決めた3ゴールだから、3-0で日本の・・・・敗北かなw
いやー、でも僕は悔しいですよ。今回の試合ばかりは、選手の気持ちが前面に出てたからね。
でも、結果負けてしまうとね。。。翌日の新聞では「日本、惜敗。オウンゴールで逆転負け」みたいな見出しになって、当然割かれる紙面も減るじゃないですか。
結局、サッカー人気を左右するミーハー層はこういう見出しのみで判断するわけで、、
その見出しが、
「日本大金星! 闘莉王、攻守に大活躍!」
とかになれば、やっぱり興味持ってもらえると思うんですよ。引き分けでも、「大健闘!」とかって書かれただろうに。
中身があった試合だけに、もったいないなぁ・・・って。そんな視点で、僕は悔しいわけです。
サッカーを生業にしている記者の皆さんこそ、そういう思いは強いのかもしれませんが。
ただ、今日の試合で一番悔しいのは、GK川島でしょうね。
いくら評価されても、それが世論につながるような脚光を浴びるチャンスを失っちゃったから。さすがにあの2失点はノーチャンス。たらればだけど、もし負けてなければ、神様扱いされただろうに。。
そういえば、試合終わるまで、ベンチにいたのをすっかり忘れちゃってた(TV観戦の方々はよく映ってたのかも知れませんが)中村俊輔さん。
負傷していた足の具合を確かめるように、試合終了後、ひとり残って、コーチと一緒に走りこみをしてました。
そうそう、試合後、落胆しながらスタジアム周辺を歩いてたら、ノボリさんに会いました。
写真撮るのも快諾してくれて、向こうから握手なんかもしてくれました。一気にノボリ株急上昇。日本帰ったら、ちゃんと報道ステーション見ますねw
こういうファンサービス、大事ですよ! 現役選手の皆さん!
最後に、以前のグラーツ訪問記でも書いたとおり、オシムさんが通うお気に入り中華レストラン、行ってきました。
前日に店長に電話したら、
「おーー! あの背の高い日本人なっ! 覚えてるよ。予約? 大丈夫アルヨ!」
と言われました。アルヨとは言ってないけどw 覚えてくれているのは嬉しい限り。
そんなわけで、
今日は、スロヴェニア軍団と地元オーストリア在住の方と、この前ロシアであった方というなんともインターナショナルな面々で中華テーブルを囲みました。こういうメンツでご飯を食べると楽しいです。
そして、これがオシムさんのお気に入りメニューです。
今日はここからチョイスした“オシムスペシャルディナー”を堪能してきましたよ~。
実際頼んだ料理の画像は、Twitterに載せようと思います。
是非、ご覧くださいませ!
きっと今回のイングランド戦については、各メディアのみなさん、戦評や、オシムさんの記者会見のコメントなどにフォーカスされていると思うので、かなり違う角度から、現場レポートしてみました。
世界一蹴ブログ的にはこんなノリでワールドカップの現地情報もお届けしていきたいな、と思っています。
あ、あと、本もよろしくお願いします。明日、あさってくらいから店頭にも並ぶと思いますが、告知している通り、初版発行部数が少ないのでどの程度店頭に並ぶか僕らも想像がついてません。Amazonなどで予約してもらえるのが確実です。
イングランド戦で見えてきた光明。ワールドカップ、32倍楽しんじゃいましょう!
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『世界一蹴の旅 サッカーワールドカップ出場32カ国周遊記』
出版社:双葉社
価格:1600円+税
著者:村上 敦伺/四方 健太郎
ISBNコード:978-4-575-30226-4
アドレス:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575302260/amzonassoc-22/
内容紹介:現地観戦やサッカー協会訪問、選手に突撃取材……南アW杯に出場する32カ国を1年かけて廻ったアシシとヨモケンから成るユニット・Libero。その活動を記した人気ブログ「世界一蹴の旅」が、大幅な加筆修正を経てW杯直前に書籍化!1年に渡る感動と笑撃のサッカーバカによるサッカー外交で、W杯を32倍楽しもう!
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