ボアタールデ!アシシです。
※ボアタールデとはポルトガル語でこんにちわ、の意。
元浦和レッズの相馬崇人選手が所属するポルトガル一部リーグ、CSマリティモの練習を見学してきました。
※相馬選手について詳しく知らない人に補足。ポジションは左サイドバック or サイドハーフ。2003-05東京ヴェルディ、2006-08浦和レッズに在籍し、2008年暮れ、次の移籍先が決まってない状態で浦和レッズを退団するという、規格外の形で海外移籍を実現。海外移籍時の詳細の経緯を知りたい方はこの特番動画をご覧ください。
2日連続で練習を観に行ったのですが、その模様を動画で撮影しています。ぜひご覧ください!
今の相馬選手の生映像とか、かなり稀少価値があるんじゃないでしょうか?
僕の知人のサッカー関係者が相馬選手の連絡先を知っていて、事前に気を遣って「W杯出場32カ国周ってるキチガイがマデイラ島に行くらしいから、練習見に来たら相手してやってよ」と相馬選手にメールを打って頂いてた事情もあり、初日の練習終了後に挨拶しに行ったら、すんなりとお話しすることができました。
その翌日も朝から見学に行ったんですが、2日連続でこんな辺地に練習だけを見学に来た奇異な日本人に同情してくれたのか、2日目の練習後、なんとこんな言葉を掛けて頂きました!
「昼飯でも一緒にうちで食います?」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
えっと僕、単なるサポーターですけど、そんな扱い受けちゃっていいんでしょうか?
Liberoには「遠慮」という二文字は似つかわしくないので、知り合って2日目のプロサッカー選手のご自宅にお邪魔させて頂きました!
いやーそれにしてもですね、この展開はどう考えても奇跡ですw
食後にお茶しながら、もりだくさんのお話を聞けたんですが、最も興味深かったトピックをここで紹介したいと思います。
それは「ラテンの国々のプロリーグで日本人サッカー選手がなぜ大成できないのか?」というポイントについて。
イタリアで中田英寿が、スコットランドで中村俊輔が、ドイツで長谷部誠がリーグ優勝に貢献する活躍を見せていますが、スペイン・ポルトガルのラテン色の強い国での日本人成功例はいまだありません。
※イタリアもラテン国でしょ、という指摘があるかもしれませんが、イタリアのサッカーは「1-0の美学」などに代表される特殊性があるので、今回はラテン国という括りからは除いています。
相馬選手も今シーズン、21節終了時点で8試合出場と定位置獲得には至っておらず、自身の経験も踏まえた上で語って頂きました。
「全ては自己主張できるか否か、それが分岐点」と相馬選手は語ってくれました。
スペイン人・ポルトガル人は気質として自己主張が非常に強く、「気を遣う」「気を配る」がモットーの日本人はそのメンバーの中で埋もれて消えるパターンが圧倒的に多いと。
KYという言葉が日本にはありますが、こちらの国では「空気を読む」という概念そのものが存在しないように思います。少しでも遠慮した時点で勝負はそこで終わり、ということかと。
そういった意味では、本田圭佑がリーガエスパニョーラに移籍したら、活躍できるポテンシャルは持ってそうだねと相馬選手は語ってくれました。
「自己主張が超強いメンバーの中で埋もれてしまう」件について、よりイメージを具体化するために、ひとつの例を挙げてもらいました。ヴェルディとレッズでプレーしてた相馬選手らしい例えです。
「大げさに言えば、チームメンバーがみんな、ラモスとトゥーリオばかりのようなもんだよ」
想像してみました。そんなメンバーで紅白戦をしている構図を。
こんな構成のチームに日本人ひとりがしれっと交替で入っても、埋もれるの間違いなしかと(-∀-;)
相馬さんはそんな環境で日々頑張ってるんですね。。
他にもたくさん質問しましたが、載せ切れないんで、あとは今店頭に並んでいるワールドサッカーキング4/1号で相馬崇人選手について特集が組まれているので、ご覧ください。携帯からアクセスしている人はこちら。
・子供が産まれて変わったこと
・チャンピオンズリーグへの思い
・日本のサッカー少年に向けたメッセージ
などについて、興味深いやり取りがされています。
最後に、お決まりの質問をぶつけてみました。
「日本代表に対する思いは?」と問うと、「そりゃー現役である以上、目指してますよ」と僕が嬉しくなる回答を頂けました。
2007年オシム体制下で日本代表候補として合宿に呼ばれた経験がある彼にとって、クラブチームで出場機会に恵まれさえすれば、まだまだ招集される可能性は十分にあると思います。
相馬選手がジャパンブルーのユニフォームを身にまとう日が来るなら、ホームでもアウェイでもどこでも馳せ参じます!
海外での飽くなき挑戦、これからもずっと応援しています!
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