Libentina -2ページ目

Libentina

自由に生きたいわたしの現実

 

全作品観たかった!が

観ることができたのは『シュトロツェクの不思議な旅』のみという残念無念。

 

『シュトロツェクの不思議な旅』も素晴らしかった。

古き良き時代ともいうべきか。

音楽の使われ方が本当に素晴らしい。

ヴィスコンティを思い出さずにはいられない。

調律のされていないピアノのベートーベン、ショパン、シュトロツェクのアコーディオン、鶏やらが奏でる音楽。

Op.110の使われ方が見事。

ロードムービー。ドイツの重厚感とアメリカでの乾いた空気感の対比。そのドイツも70年代。知らないけど懐かしいでしょ。w

 

『フィツカラルド』も観たかった!!

 

 

先日の夜。

久しぶりの洒落た店でのおいしい酒と料理。

酔ったね。

 

そして酷暑にそうめん。

 

日本の四季はいつの間にか

花粉、梅雨、酷暑猛暑、厳寒へと変わった。

 

 

JACROWは最初に観た『明けない夜』で衝撃を受けたんだが。

 

構成は面白かったし最後におお!っとなったが

狙い過ぎ的な印象も受ける。

その上長かった。

if…をそれぞれ提示するなら、ベース部分がくどいかな。

パンフの構成図解も余計。観客をもっと信頼すべき。

随所に入る駄洒落も説明過多で雰囲気を壊していた気がする。

全体的に説明台詞が多い。

 

主役のアクの強さ、小演劇界に多い(と感じることが多い)女優が全身から醸し出す過大な自己肯定感みたいなものと、謙虚なセリフとの乖離。そのたびに舞台が空回って現実に引き戻される。

これはもうどうしようもないわね。演技云々とは異なるものなので。

 

狩野様が演じる不動産屋の軽さ、その後も面白いのではないか。

 

海洋ごみから作る服って化繊だわ。

近年、お肌敏感で「化繊は一切着ないのよー」という方も多いから、その意味でも厳しいわね。題材としても安易。

色々と策し過ぎたかな。

 

 

 

 

テントで舞台の熱量を感じながら、桟敷で、暑くて、狭くて、そういうのもすべて含めての物語。

良くも悪くも80年代。

無駄に水に入ったり、暴力的だったり。

そういうのいるか?!と今だったら容赦なく切り捨てたいところだが。

現実のハラスメントやコンプラなど、観ていて気持ちがさめてしまうところもあったのも事実。

 

 

 

 

 

 

 

これもまた一気読み!

詳細は追って…

 

『喜べ、幸いなる魂よ』とともに

超おすすめ作品!!

 

『息子の面影』

 

暗黒の国境地帯か。

メキシコはその昔一人旅をして強烈な思い出がいくつかあるんだが。

そのころと市井の人々のあたたかさは変わっていない。

数十年前にわたしが受けた数々の親切がそのままこの映画にも描かれていた。

 

わたしの大好きなロードムービー。

文盲でありながら、女性一人での暗黒の危険地帯へ恐れもなく踏み出す母の強さ。

最後に、ミゲルの遺体を受けるところですべてを表現していた。

真相もある意味予想通りではあるが、それでも驚愕。

 

映像も美しい。

 

今期最高ともいえる作品。