随分前に、岩下志麻と津川雅彦の共演で渡辺淳一の作品「さくらの木の下で」を観ました。
母親の愛人に娘が興味をもち、結果的に娘が母の愛人を奪ってしまい、
母親は東京での住まいにしていた高層の窓から身を投げて、死にます。
母の心の葛藤とか、
話には未だ、細々と付随する小さな事柄もあるけれど・・
そめいよしの、薄墨桜、右近のさくら、
種類の多い姫桜、
どれをとっても美しく、見たら、はなやいだ気持ちになり、思わず、もっと見たくて上を仰ぐ。一輪でも、美しく、沢山なら、なおのこと…。
それなのに梶井基次郎も、渡辺淳一も、未だ調べていないけれど坂口安吾も、みな同じ様なタイトルで、書いているそうだ。
不思議だね?!
なぜ、さくらの木の下には死体があると思いたがるのか?