芥川龍之介!
私の最も好きな文豪ですが、
私の勝手な思い込みでは、
自分の作品を自分の意図の通りに、提供したままを読み受け止めて欲しい作家、
一般的に普遍的なのは、こちらだと思いますが
谷崎潤一郎などはこのタイプかと。
けれど、少しだけ捻じれた性格の芥川龍之介は山村さんの記されている様に、
読み終わってからの宿題を残す事の多々ある作家だと思います。
「蜘蛛の糸」も、山村さんや私のみならず若干の疑問が残る方は多いみたいで、以前に、深読みの文学を取り集めた本を読んだ事が有り、曹洞宗と臨済宗の僧侶も著筆していました。
私の場合の芥川龍之介で未だ解らないは
最晩年の「歯車」読まない方が良い!
既に精神を病んでいる時期の作品で本来は世に出す気が有ったか否かは不明で、菊池寛が遺稿を発見して発表した作品。
自死の理由は「ぼんやりした不安」だと言われてるが・・・。
意味が理解できないのは「舞踏会」
3人が殺人の自白をする「藪の中」も。
最も理解できないのは「羅生門」です。
「羅生門」は海外でも映画が発表されたり有名で、
一時、アメリカでちょっとインテリっぽい人達の会話で
意味解らない、事を「ラショーモン!」と表現するのが流行ったとか。