映画「Ps. I LOVE YOU」のが公開された時に、徳永英明さんが映画のイメージ・ソング「小さな祈りPs.アイラブユー」を提供しているから、当時は徳永さんのコアなファンで、CDも購入し、映画も観た。
映画の内容は、簡単に記すと、愛する夫を失くした妻が、生きる気力をなくし悲しみに打ちひしがれている、
そこに、次から次へと、亡くなったはずの夫からのラブ・レターが届き、不思議に思いながらも、そのラブ・レターによって、だんだんと新しい人生を歩む希望を得る様になる、という話である。
私の従妹の文ちゃんは2015年に、病により夫を失った。
深い悲しみだったろうと思うけれど、私は何も力になれなかった。
元よりご主人は動物を愛し、優しく、思い遣る心の強い方だとは認識していた。
お目にかかった時に、知的で静かで穏やかな優しさを感じていた。
けれど、言葉が良くないかも知れないけど、普通にありきたりな夫婦として見ていた。
今日、私がガン検診を受けた話のながれで 初めて聞いた事柄があり、大変に感動した。
自宅にいる時に、救急搬送され病院でCTだったか、検査室に移動する時に、ありがとう?と言った?言った様に見えた?・文ちゃんを見ながら笑み浮かべ手を振った、という話は聞いた。
数時間後に他界した程なのに。
今日、文ちゃんが何気に私に伝えるには、
ご主人は発病まえから、その日、あった事柄をノート(手帳)に書き留めていて、
闘病が始まってからは、闘病記の様に変化していったそうだ。
見送った後にそれを見たら
記している途中か後に、
「文子、がんばれ」
と、何箇所も記してあったそうだ。
ご自分は、体がさぞ辛い時に、何度も、妻を気遣って記す姿を想像すると、眼が濡れそうになり、文ちゃんは愛されていたんだな、と確信した。
妻をはげましながらの闘病、心も痛かっただろうな。
「文子、がんばれ」
あれこれ考えての、この端的な言葉、
この言葉に全ての想いを込めたのだと。
文ちゃんち、素敵な夫婦だね。
ありきたりじゃなく、しっかり絆のある素晴らしい夫婦だとおもった。
◯◯◯さん、
文ちゃんを大事にしてくれてありがとう