早くに目覚め、読み聞かせニ作品を | おひろのブログ・libe

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思い付くままに…

小川未明「牛女」&徳田秋聲「ある売笑婦の話」  ニ作品ともに異なる種類?の切ない短編の物語。     以前は少女の頃より好み、愛読していた作家の作品ばかりを選ぶ事が多かったが、スマホやタブレットではチョイスした作品の他の作家の作品も表示される為、見知らぬ作家の作品にも目をうばわれ思わぬ好きな作家さんや作品が見つかる。      「牛女」では、母親の尽きない愛情と、あらためて母親の愛情を思い出して他界している母を供養する話。 涙が溢れました。           「ある売笑婦の話」は父親が家財を傾かせ遊女に身を沈めた女性が年下の学生に淡い想いを寄せ家に訪ねるも、自分の顧客がその学生の父親だと知り、黙して去る話。切ないお話でしたが、美しい描写に惹かれました。