あらためて「自慢」のはなし | おひろのブログ・libe

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思い付くままに…

看護学生だった時に実習で当直体験させられ  夜半に起きている事が無かったので白鵬関(体を作る為に無理をして大食し 横になると口から出てしまうのを防ぐ為に立って眠っていたと聞いた)ではないけど立っていても歩いても眠ってしまいそうだった     指導してくれる先輩は ナースステーションの奥で喫煙していて  眠気を覚ます為だと言い  これまた未成年の私に煙草を勧め おしえてくれた    それがきっかけで喫煙習慣が身に付き  止める前には 1日40本以上必要なイッチョマエのヘビースモーカーになってしまった     まだ若かったから煙草の灰をカッコ良く落とす仕草や  カッコ良く指に挟むことに気を使い  大人の女を演じているつもりだった     随分長く喫煙していて  いつも10とか 15のカートン買いをしていて  切らすとハンドバッグや洋服のポケットまで探し 夜半に買いに出るのは躊躇われ 所謂 シケモク(?)灰皿の吸い終わった煙草を再び吸って  そのイヤな味の中「こんな みっともないマネはイヤだな  止めるべきだな」とふと思う    そんな私が  ある日  外で立って喫煙する女性を見た時と  カフェで喫煙している女性を見て「決してエレガントではないナ」と思い  禁煙を考え始めた    無くなったら止めようとか   何でもない日に何となく止めよう  とすれば続かない自分の性格はよく知っているし  過去にも数回トライして失敗しているので綿密に考えた    1999年が1ヶ月半後位に終る    2000年の元旦から吸わない  と決め  それまでは普通にして  前日の大晦日に男友達に共に外出する様に頼む      出かける前に自分の車のトランクに6か7カートンの未開封と開封して残っている煙草を1本残らず   それに方々においていた灰皿  ライター  を全て入れ「もしかしたら 再会するかもね…」と話しかけつつトランクを閉じた     誰にも強要されていない  自らの意思で始めたから  無理な我慢をするつもりも無かった     大晦日の夜の11:50に友人の車の車内で「一応 これが最後」と煙草を味わい帰宅した     翌朝  ベッドサイドのテーブルに煙草が無い   「あー そうか   吸いたいけど車の側まで行くのメッチャ寒いし……  今はヨシとするか」これが 1日  2日  3日と続く内に  少しずつ思い出さなくなり  半月もすると 側でだれかが吐く煙が臭い    それでもテレビドラマや映画の喫煙シーンをみると  煙草を取ろうと手が前に伸びそうになったりした     ある日  墓参の時  父に供える煙草に火を付けるためにくわえ  口先だけで吸い込まない様にしたけど その後  口腔内に不快な匂いが残り  何度もペットボトルのお茶でうがいをした    以後 くわえる事も出来ずに煙草の先に火を付けてフウフウと息を吹いて付ける様にしている   ☆☆☆つまり「自慢」は1夜で禁煙を成した事 ☆☆☆     成功の要因は  絶対に止める と決めず 吸おうと思えば「有る」の安心感と 駐車場はドア開けたら目前だけど寒い冬だったのも良かった   もう1つはデザインが良く持ち歩いていてオシャレな煙草に移行している間に  最後はケントのスーパーライトになっていた事も大きい     やめた今  思うにニコチンの力も強いけど「癖」も喫煙の要素だと思う