少女M改め中年Mの告白 | Ribi's room

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きまぐれな独り言・・昭和のかおり

今日高校の時の親友のMさんに会ってきました。

頻繁に会ってはいませんが、高校時代の友達の中で唯一

2・3年に一度ぐらい会っている友達です。

10月に1年3組のクラス会が初めて開かれるので、その前に

会いたいねって事で飲みに行きました。

それなりに歳はとっていますが、私の中のMさんと全く変っていません。昔のように馬鹿笑いして近況を話していました。

そういえば私たち先生に「そこの2人!馬鹿笑いするんじゃない!」って怒られてました・・・・ppp


思い出話もしていたら、Mさんが

「入学式の後、あなたが私のネクタイの結び方がおかしいって言って直してくれたの覚えてないよね」と、言うんです。

「ええっ~。そんな失礼なことしたの」

「うれしかったのよ、とっても」

Mさんは同じ中学から来た人が一人もいなかったので、初めて

話したのが私だったんです。でも私だってクラスにはいないし

学年にいたけど仲良しがいたわけでもなかったんですけどね。


「私結び方知らなかったのよ。」


その言葉を聞いたら昔の記憶が少し蘇ってきました。

入学式なのに少しツッパってるのかと思いましたが、

「どうやるか分からないんだもん」ってはき捨てるように言ったのには訳があったんです。


お父さんが彼女が中3の時亡くなり、お母さんは元々バリバリの

キャリアウーマンだったのは前から知っていました。


そのお母さんは仕事以外自分の事しか興味が無く全く子供に

無関心だったそうです。そんなお母さんを憎んでいたんだそうです。だからネクタイの結び方は教えてくれる人もいなかったと

言うんです。


数年前、弟さんもある意味お母さんのせいで亡くなってしまい

彼女は更にお母さんを憎んだそうです。


そんなお母さんが去年突然亡くなったそうです。病気を知ってから

半年の命だったそうです。

さぞかし亡くなったらスッキリすると思っていたそうですが、まったく逆でなかなか立ち直れなかったそうです。憎しみが消えたわけでもなく・・・


「私一人になっちゃった」


私もうちの父が亡くなったら一人です。でも夫も息子もお嫁さんも

猫も亀もいるので寂しくありません。

彼女は子供はいませんが、優しいだんな様がいます。

でも寂しく呟いた

「私一人になっちゃった」は、

きっと憎しみを超えてお母さんに言った言葉のように感じました。


この歳になってこんなことをカミングアウトされると、軽くくらっと

しました。仲良しだっただけに、なんかとても無神経な事とか言ったりやったりしてるんじゃないかと・・・・後の祭り・・・


でもその後くだらない思い出話で盛り上がり、また会う約束をして

別れました。