以前、顧客サービスを向上させるため、
「暮らしづくり」というコンセプトで仕事をしていたことがありました。
顧客の喜ぶことをすることで、
顧客の暮らしをつくる…。
そのためには、自分のことよりも、顧客のことを優先する。
だってその方が会社から評価されるから。
しかし、考え方を間違えると、
「滅私奉公的に、相手に尽くす。」というような考え方になってしまう。
だから、多くの人が、
残業続きで、
疲労が蓄積し、
自分の暮らしがおろそかになり、
「顧客の暮らしをつくる前に、自分の暮らしをつくらないといけない。」、
と思っていた。
確かにそうですよね。
他人の心を満たそうとするなら、
まずは、自分の心が満たされていなと、
本当の意味で、相手の心を満たすことはできない。
まずは、自分の心を満たす。
次に、家族、
そして、友達、仕事仲間、
それから、顧客、
ここまでできて、地域や社会。
この順番が、
持続可能な顧客サービスをするための流れだと思うのです。
顧客満足から入る「暮らしづくり」では、
持続可能な取り組みはできない。
なぜなら、自分が満たされていないから…。
自分のことが好き。
仲間や顧客が信頼できる。
自分に無理なくできることで身近な人に喜んでもらう、貢献する。
これなんですよね。
幸せに生きるための原則は。
誰かの暮らしをつくることで、
他人を優先することでは、
笑顔で心穏やかに生きることはできない…。
そのために順番を間違えない。