暑い、毎日が暑い。

 

そう思いながら、家の近所を歩いていると、

 

お寺の掲示板に書いてある文字に目が留まった。

『人の為と書いて、「偽(にせ)」と読む。』

会社や組織において、お客様の為、会社の利益の為などとよく言われる。

そして、「お仕事だから…」とつぶやきながら、自分の役割を果たそうとしている人がいる。

『人の為と書いて、「偽(にせ)」と読む。』か…

確かにその通りだな。


いきいきと仕事をしている人は、人の為というより、自分が楽しいから仕事をしているように思える。

また、そのような人は「お仕事だから…」なんて事は言わない。


また、自分が楽しいから仕事をしている人は、自分の強みや才能を発揮しているように思う。

だから、基本的に仕事がうまく行かない時も人のせいにしない。

自分の責任で仕事に取り組んでいるから、自分で解決しようとするのだ。


「お仕事だから…」と思っている人は、出発点が「偽(にせ」だから、他人の責任だから、すぐに人のせいにする。


しかしだ、私たちはよく言われる。

「世のため人のために頑張れ!」と…。

これって「お仕事だから…」という理由で仕事に取り組む人を量産する魔法の言葉ではないか?


じゃあ、どうするのよ?

少しでもいいから、自分の強みや才能を発揮して仕事をするしかないよね…。

そう、自分の為にやる。

それが結果として人の為になる。

そうだ、これでいい。