今の社会はダメなんだ。
そのように言っている人は、
社会はこうあるべきだ。
という自分の考えに執着しすぎているのかもしれない。
「べき」という言葉を連発していると、
現実と自分の想い描く世界のギャップに苦しんでしまう。
ああすべきだ、
こうすべきだったということばかり考えていると、
結局、自分には何か足りないものがあるという気持ちになってしまう。
つまり、自分のことが好きでなくなり、
自分のことが信じれなくなる。
自分のことが信じれなくなるから、
現実とのギャップばかりが目につくようになる。
だから、
ああすべきだ、
こうすべきだったという思いになり、
生きることが苦しくなる。
一方、「今の自分が本当の自分なんだ」、
「あのときだってベストをつくした」、
「あれ以上うまくやることはできなかった」、
「十分自分は頑張った」と、思えるなら、
新たな選択肢が浮かびあがり、
生きることが楽になる…。
ああすべきだ、
という思いから自分を解放できれば、
目の前のマイナス部分ばかりでなく、
目の前の現実をきちんと見分けることができ、
他人に期待しすぎることなく、
自分にできることをコツコツ積み上げようと言う気持ちになれ、
行動の質が変わるから、
結果として現実が変わっていく。
自分の人生を生きるためには、
自分自身を信じて、
自分の思い込みを手放すことからはじめる。