人生って、
自分の得意なことや強みを積み重ねることで失敗することがある。
人は、苦手なことで失敗するのではなく、
得意なことで失敗する。
自分の苦手なことって、自信がないから、
慎重に物事をすすめるし、
まわりの人にも配慮する。
しかし、自分の得意なことって、
自分に自信があるから、
時に、まわりの人に対する配慮がなくなり、
正しいことを正しく伝え、
行動するからまわりの人を傷つけることがある。
特に忙しい時は、
心の余裕がなくなり、
さらにきつい言葉を使い、
言葉は刃となり、
相手の心に消えない傷をつくる。
このようなことが積み重なって、
少しずつ自分の人生が苦しくなり、
気がつくと、自分が言葉にできない生きづらさを感じている…。
自分の得意なこと、
自分が良かれと思ってやってきたことの結果が生み出したこの感情。
だからこそ、言葉にできないのである。
人は、言葉にできない感情に関しては不安や恐怖を抱いてしまう。
そして、何とかしなければと焦り、
そうです、自分の得意なことで問題解決をはかろうとするのです。
『火に油を注ぐ…』
優秀な人ほど、すべてが燃え尽きるまで、油を注ぎ込みます。
燃え尽き症候群とは、よく言ったものです。
言葉にできない生きづらさを感じている人は、
問題解決に走ってはいけない。
この問題を作りだした原因は、
自分の得意な思考や行動を積み重ねたことにあるのではないか…?
ここに気づかない限り、
人は得意なことで失敗する。
わかりますよ。
私たちは、グレーな感情の中に身を置き続けたくない。
だから、安易に問題解決をしたくなる。
問題解決をしない。
何もしない。
あるがままを受け入れる。
そうすることで、光が見えてくることがある。
誤解がないようにお伝えしないといけないことがあります。
厳密にいうと、
人は得意なことで、
他者評価や承認欲求を満たしすぎると、
失敗する。
と言うことです。
自分に無理なくできる得意なことで、
他者貢献や、
身近な人を喜ばせると、
人生は豊かになる。
そのように思うのです。
だから、行き詰まった時は、
勇気を持って、
立ち止まる。
問題解決をしない。
何もしない。
あるがままを受け入れる。
そうすることで、光が見えてくることがある。