たまに、
あの人が悪い、
だから自分の仕事や人生がダメになってきた。
あの人たちから距離を置きたいけど、
ダメだ。
逃げられない…。
というように、自分の置かれている状況を嘆いている人がいます。
自分で今の状況にとどまろうと決意しているのに、
この状況から逃げられない…。
私たちは、不思議なもので、
思い込みが深くなると、
一歩踏み出せばいいだけのことなのに、
金縛りにあったように動けなくなる。
そんな時にいくら理屈で考えても、
状況は変わらない。
辛い経験を伴う思い込みは、
全ての理屈を無にしてしまう。
それではどうしたらいいのか?
思い込みなんて、瞬時に外れるものではない。
しかし、思い込みを緩和させることはできる。
喜怒哀楽というか、
自分の感情を解放することだ…。
信頼できる人と、自分や他人の過去の失敗談などを話して、
あーでもない、こーでもないと、失敗に対する感情を共有するのです。
不思議なことに感情を共有すると、
なぜか自分を振り返り、他責から自責思考となり、
自分の思い込みが緩み、
新たな視点に気づくというか、
新しいアイデアが湧き出すんです…。
その瞬間、自分の思い込みが緩和されるというか、
自分の思い込みに気づくのです。
しかし、気づくことと、
自分の思い込みを払拭することの間には高い壁があります。
だけど、壁に気づけば大丈夫。
別に越えていく必要もなく、
遠回りして回避してもいいのです。
まずは、自分が追い込まれているなら、
自分の思い込みに気づくこと。
そのために、理屈ではなく、
自分の感情を解放すること。
思い込みに支配され、
追い込まれている時は、
理屈で状況を打開しようとしています。
今日お伝えしたいことは、
いかなる問題も、
それが発生したのと同じ次元で 解決することはできない…。
と、いうことです。