「人間の存在」という問題に対する答えとして、
満足がいくのは愛だけ。
愛することは技術である。
私たちが最も必要としているのは、
独りであることや分断されていることを乗り越えること。
様々な方法で私たちは分断された状態から逃れようとする。
みんなと同じ行動をし、
それを結びつきと勘違いしていることもある。
みんなと同じ行動をするのは、
本当に安心するんだよね。
しかしながら、
分断された状態、
自分の存在を確認するエネルギーは、
個人と個人の結びつきによって生まれる。
愛することは技術である。
成熟した愛とは、
誠実さと個性を大切にするという条件のもとで結びついている。
その結びつきは、「与えること」によって育まれる。
心遣い…愛する人の人生と成長に対して積極的に気配りをすること
責任…身体的な欲求はもとより、精神的な必要性に対しても配慮すること
尊敬…相手が成長することを必要としている時に、思い通りに成長できようにすること
そして愛には、様々な形がある。
親の愛。
自己愛。
兄弟愛。
友の愛。
愛することを実践するのは簡単ではない。
愛を実践するには、一生をかけて鍛錬する必要がある。
だから愛することは技術である。
そのために、
自分自身について知ること。
相手の言葉に耳を傾けること。
今を生きること。
時には、忍耐も必要とする。
愛するということは、
自分の存在をかけて、
自分と相手に対して向き合い、
心を傾けること。
愛することと、自分のあり方について考えてみる…。