みなさん、頑張っていますか?
以前の私は頑張っていました。

むしろ頑張るプロでした。

今思えば、頑張ることの中毒だったのかもしれません。

小さい頃から、体力だけは謎の自信があり、

まわりの人がドン引きするくらい頑張っていました。

なんで頑張っていたかというと、心のどこかで、

「自分には価値がない。」と思い込んでいたからだと思うのです。

だから、頑張って、「すごいね!」と、言ってもらいたかった。

他者からの承認が欲しかった。

たったそれだけのために、毎日頑張っていたのです。

それは、あたかも穴の開いたバケツに水を注ぎ込むような作業なのです。

だから、バケツは満たされない。

バケツを私たちの心と例えるなら、心は永遠に満たされない。

「心が永遠に満たされない。」から、

「自分には価値がない。」と、思い込むエンドレスループに陥っていたのかもしれません。

先日、ある方のお話をお聞きしていると、

仕事で有給を申請したときに、上司から嫌な顔をされて、

「別にあなたがいなくても仕事はまわるからね。」と言われ、

「はぁ?」となったそうです。

優秀で、頑張っている人ほど、

「はぁ????」となる気持ちよくわかります。

会社のためにこんなに頑張っている私なのに、

会社の期待に応えるためにこんなに頑張っているのに、

「別にあなたがいなくても仕事はまわるからね。」、

上司のこのひと言で、

今までの頑張りと、

メンタル崩壊ですよね。

そこで、「自分らしく仕事してやる!」、

自分の能力を発揮して、

上司を「ギャフンと言わせてやる!」と、

更なる頑張りを決意するのは、

『「心が永遠に満たされない。」から、「自分には価値がない。」』と、

思い込むエンドレスループを更なる高速回転で回すことに繋がるのです。

なぜなら、「自分には価値がない。」という思い込みから、

頑張って、「すごいね!」と言われたいあなた、

他者からの承認が欲しいあなたは、

自分軸ではなく、他人軸で仕事をしているわけで、

そんなあなたがどんなに頑張ったところで、

「自分らしく仕事をする。」ことは無理なのです。

そんなあなたに必要なのは、

「頑張らなくても私はOK!」と、

ありのままの自分を認める勇気を手にすることです。

そもそも何のために頑張っているの…。

頑張る生き方も悪くはないけど、

「頑張らなくても私はOK!」という生き方もある。

 

両者の違いは、

心のバケツに穴が開いているかどうか…。

 

その穴を塞ぐ作業こそが、

「自分自身を知る」ということ…。