孟子が残した言葉に次のような一節があります。
人が、今、まさに大きな岐路に立ち、
人生のステージ(境地)が上がる前には、
すべてを投げ出したくなるような現実や、
どう考えても乗り越えることが困難な試練が続き、
彼がそれでも、志を捨てないかどうかを天は見ている…。
それが本当に大切なコトやモノであればあるほど、
真逆の作用も同時に生じるものです。
物理学では、「作用反作用」ともいうようですが、
限界突破の可能性が高まれば高まるほど、
ぶち壊したくなる要素や邪魔が入ってくるのです。
これは、人がこれまでに自分をお別れし、
新しい自分と出会う際の、
一つの法則というか、
パターンでもあると私は思っています。
人には長年染みついたニオイやクセがあるので、
一瞬で変わるとか、嘘ですから…。
必ず人は揺れる、
揺り戻しに会う。
人は変わりたいからこそ、
なかなか変わり切れない。
ただ、このことを理解していることは、
とても大切なことです。
だからこそ…
もうどうでもいいやと、
投げ出したくなってしまった時、
「投げ出したい感じるくらい取り組んでこれたのだ!」と、
自分をねぎらい、
まず投げ出したい事実をそのまま、
全面的に受け入れることからはじめる…。
そして、
魔が差してきても、その邪魔と戦うことではなく、
むしろ存在を認め、その上で本当の心の奥底を見つめ、立ち止まって精査した上で、
向かうべき方向へ向かい、力強く、もう少し、あと少し、あと一回と、
一歩一歩着実に歩んでいく。
自分を信じて歩んでいく。