私たちが、人生の岐路に立ち、
選択を迫られる時には、
すべてを投げ出したくなるような現実や、
どう考えても乗り越えることが困難な試練が続くことがあります。

自分にとって大切なことを貫こうとすると、
その想いが試される…。

本当に大切なコトやモノであればあるほど、
真逆の作用も同時に生じるものです。

作用があれば反作用もある。
限界突破の可能性が高まれば高まるほど、
壊したくなる要素や邪魔が入ってくるのです。

試されるのです。

これは、私たちがこれまでの自分にお別れし、
新しい自分と出会う際の、
一つの法則というか、
パターンでもあると思うのです。

どうしても、
私たちは、
変化に際し、
揺り戻されるのです。

状況が変化するときは、
一旦悪化することもあるのです。

人には長年染みついたニオイやクセがあるので、
一瞬で変わるとか、3日で変わるとかありません。

人は変わりたいからこそ、
なかなか変わり切れない。

ただ、このことを理解していることは、
とても大切なことです。

だからこそ…
もうどうでもいいやと、投げ出したくなってしまった時、
「投げ出したいと感じるくらい真剣に取り組んできたのだ!」と、
自分をねぎらい、
まず投げ出したいと感じていることを、
全面的に受け入れる。

そして、
その感情と戦うのではなく、
むしろ存在を認め、
その上で本当の心の奥底を見つめ、
時には立ち止り、
向かうべき方向へ向かい、
力強く、もう少し、あと少し、あと一回と、
一歩一歩着実に歩んでいく…。

ゼロより1は、必ず大きい。

積み重ねた人だけが、

笑顔で心穏やかに生きていく。