自分を信じる、
自己肯定感、
いろんな人の話を聴かせていただくうちに、
その背景にある、

子どもを自分の思うようにコントロールしようとする親…。

その影がどうしても見えてしまう。

私自身、
完璧な親ではなかった。
そのような自覚がある。

だからこそ、
わかる。

実に立派な経歴の持ち主であっても、
人生につまづくことがある。

いわゆる自己肯定感の低いと言われる人の背景をひも解くと、
幼少期の親の影響が根強く残っていることが多いと感じるのです。

小さい頃の親子関係で心に深い傷を負って、大人になってからの考え方や行動パターンにもその影響が残っている人が、たくさんいるのです。

そもそも子どもというのは、親をはじめ、すべての大人から肯定されるべき存在です。「生まれてきてくれてありがとう」「いてくれるだけでいいよ」…と。

ところが現代社会では、
テストでいい点をとるとか、
習い事でいい成績を残すとか、
「親が子どもを認めるのに条件が必要」という親子関係が増えています。

「結果」に対する親の期待は大きく、
むしろ、「結果」そのものが、
親としてのプライドになっている。

親は知らず知らずのうちに、子どもがよい結果を出せるように、
自分の都合の良いようにコントロールしているように見えます。

これなんですよね、問題は。

これを、子どもがどう乗り越えるのか。

自己肯定感を身に着ける本当のハードルは、
ここにある。

しかし、時間を巻き戻すことはできない。

だから、過去の出来事は、きちんと受け止め、
それを踏まえたうえで前に進むしかない。

時間はかかるよ。

でも適当に誤魔化して、
ちょっぴり元気になって、
そして前に進み、
そこでまた、
つまづくくらいなら、
時間をかけてでも自分を取り戻し、
前に進むしかない。

そのために、
信頼できる人と出会い、
自分の心を定点観測する。

その中から、
自分の本当の輝きを
自分の心の中から引っ張り出してくる。

地道な作業ではあるけど、
それ以外に道はない。

ありのままの自分を認めることからすべてがはじまる。

答えは自分の中に、
そして、
未来は対話の中にある。

あり方で生きる。
~人生は、足し算ではなく、引き算によって輝きを増す~