『マネジメントとは?』
<スキル 8>関係の質を向上させることが、マネジメント
組織において、マネジメントという言葉は多用されます。
数値目標達成のために、部下のマネジメントをお願いします。
この場合のマネジメントの意味は恐らく「部下の数値進捗に対する、管理・監督・コントロール」だ と思います。
このマネジメントという言葉は、そこはかとなく日本語にしにくい。 私はマネジメントという言葉を『組織の目的達成のために、仲間と勇気と元気を分かち合うこと。』 と定義している。
アメリカのエグゼクティブコーチの第 1 人者であるマーシャル・ゴールドスミス氏は次のように言って います。
『リーダーとは、他の人とともに目的達成に向けて進む人。』
「他の人とともに」という言葉 が大切です。」
リーダーは成果を出さなければいけない。しかし、そのためには、「他の人とともに」という視点を 持ち、他人との関係の質を向上させることを心がけなければならない。
関係の質を向上させること が、マネジメントのポイントになる。
マネジメントと称し「部下の数値進捗に対する、管理・監督・コントロール」だけに徹していても関係の質は向上できないだろう。
瞬間的に数値目標は達成できても、リスクとして継続性を失 う。 自ら考えて行動する部下を育てない限り、組織の成果は継続的に出ない。
そのためには、部下との関 係の質を高めないといけない。 関係の質を向上させることが、マネジメントなのだ。
つまり『組織の目的達成のために、仲間と勇気 と元気を分かち合うこと。』なのだ。