自分は幸せだと思っている人には幸せなことが起こる。
運がいいと考えているとラッキーなことが増えていく。

反対に自分は不幸だ、自分は運が悪い。
そんなふうに考えている人は本当に不幸で運が悪くなっていく。

思考は無意識の行動の選択を促し、
その結果、
状況を引き寄せる…。
つまり思考は現実になります。

たとえ不幸であっても、
人は自分が正しいと思いたい。
だから、自分の正しさを肯定するため、
不幸な状況を肯定するための理由を創り出す。
誤解を恐れず言うなら、
不幸な状況を捏造してしまう。

自分が「幸せ」「運がいい」と感じている人は、
物事を状況を肯定的に捉えます。
困難や苦労も自分にとって必要なことだと考えることができる。
不都合や思い通りにいかないことがあっても、
そこにあるプラスの面に目を向けることができます。
物事や状況はどんなに最悪であろうと、
どんなに最高であろうと、
プラスの面とマイナスの面が混在している。
どんな状況にいても、
どこに視点を向けるのか、
どこに意識を向けるのか、
意識したものが増えていくので、
私たちは何が起きても、
「幸運」に繋げることができるのです。

不幸だ、自分は運が悪いと思っている人は、
悪いことが起こって当然と思い込んでいるだけなのです。
良いことが起きても、
これはおかしい、次はもっと悪いことが起こる。
そうやって、すべてをネガティブに捉えてしまいがちです。
自ら「運の悪い自分」「不幸な自分」を引き寄せているというか、
捏造しているのです。

日々、自らに投げかける言葉が自分を形作る。
自分自身の思考が状況を創り出す…。

はじめからできないと考えていたら、できない理由を探します。
「ダメな自分」をイメージをすれば、
そのイメージに自分を合わせようとします。
(捏造というより、イメージを合わせる。この方がわかりやすいかな…。)
ほらやっぱり、自分の考えは間違ってなかった。
というように、
自ら証明するように理由を創り出し、
さらにその理由の正しさを証明し続ける。
ゆえに、その理由は自分の中で真実となる。

私たちは自分にとって必要な情報を、
好きなように選び取っています。
だから、都合の悪いことは見ないふり。
自分の今の状況を正当化するための「証拠集め」、
そして、無意識に自分から裏付けるような行動をとるようになる。
その結果、思考が状況を引き寄せて現実になるのです。

心の「あり方」が現実を決める
同じことを経験しても人によって違う感じ方をします。
私たちは物事を、価値観というフィルターを通して見ているからです。
物事自体に意味はなく、善いも悪いもありません。
それをどう捉え、どんな意味を見出すのか。
わざわざ悪い面だけを見る必要はありません。
自分から苦しみに飛び込まなくていいのです。
どうせなら物事のプラスの面に目を向けてみましょう。
いいことが起きないから不幸なのではありません。
不幸だと考えているからいいことが起こらないのです。
思考が無意識の行動の選択を促し、
状況を引き寄せ、現実となるだけなのです。