病気は、病院が治すところと思いがちですが、
病院だけでは治せないものがある。
例えどんな素晴らしい治療を受けても、
症状が悪化していく人がいます。
ケガであれば、
原因が明確でありますし、
その対応や治療の目的も具体的に確認できます。
反面、病気は、生活習慣、(自分の)固定観念、
周りの人との人間係などが複雑にからみあっているので、
(その要素を)少し見直すだけで随分改善できます。
生活習慣、(自分の)固定観念、 周りの人との人間係、
どれも大切な要素ですが、
周りの人との人間関係、人との繋がりが一番大切だと、
私は思っています。
情報が氾濫する現在、
インターネットの普及により、
人間が処理できないたくさんの情報が、
毎日流れています。
そういう現在だからこそ、
人は、身近な人の情報を無条件で受け入れる。
溢れる情報に対して一人で判断できないのだ。
電話詐欺、振り込め詐欺が無くならないのは、
私たちの暮らしにおいて、
人との繋がりが希薄になったことを無視できないと私は思っています。
人との繋がりが豊かな人ほど、
病気をしても比較的早く回復していることからも、
情報が氾濫している現在だからこそ、
人との繋がりが豊かなことが、
(繋がりの数ではなく、質が大切なのですが、)
より良く生きるポイントなんだろうと思います。
義母が病気で入院していて退院のめどがつかない日々を送っています。
週末に病院の配慮でお見舞いに行かせていただいています。(基本的には面会は禁止なのです。)
いつも病院のベッドの上で天井を見つめる日々…。
何かできることはないかな?
他界した義理の父のダウンジャケットが(サイズが私にピッタリ)、
クローゼットにあったので、それを着てお見舞いに行ってみた。
お見舞いに行き、
「お義母さん覚えていますか?これ、お義父さんが着ていたダウンジャケットです。サイズ、ぴったりでしょう?寒いからこれ、着てみました…」
私の姿をみて、「コクっ」と、うなずいた時の「目」がいつもより輝いていた…。
周りの人との人間関係、人との繋がりが一番大切。
人との繋がりが持つ力を信じたい…。