愛と執着、
執着と愛…。

理屈じゃなく、
シンプルにそんなことを感じた。

思考じゃなく、
ただ感じる。

自然の中で心を解放して、ただ感じる。
同じ空間、
同じ場所にいながら、
心を解放している人…。

執着に囚われすぎて、
心を鋼鉄の防御壁でガードしている人…。

同じ空間、
同じ場所、
同じ陽の光、
同じ風を感じながら、
なぜこのような違いが生まれるのか。

執着は、やり方へのこだわり。

愛に向かうときに、自分の思考・経験、やり方にこだわり過ぎて身動きがとれなくなっては、心は解放されない。

しかし、そういう人が多い。特にこれ、優秀な人、エリートと呼ばれる人に多い。エリートと言っても、社会的に成功しているという意味合いに限定しているわけではなく、優しさや心の繊細さなど、人よりも秀でた才能や能力なども含む…。

こういう人は愛を成し遂げるというよりも、自分のスタイルへの執着の方が強い。過去の経験から自信があるのでしょう。その自信が常に自分の見方が正しいというところからスタートします。

執着って、スタート、出発点に問題があるというか、出発点の思考の癖によって、自らが作り出している。

執着している人は、自分が囚われていることに気がついているのです。でも、「わかっていること」と、「できること」の間には海より深い溝が横たわっているのだ。だから、さらに不安になり、執着してしまう。

「こんな恋愛をしてみたい!」「幸せな人生を送ってみたい!」と思いながらも、執着することで挫折してしまう。

自分では、「変わりたい」と思っているのに変われない。

いつも良いところところまで進展するのだけれど、なぜかその先に進めない。こうした悩み、非常に多くの方が直面されています。

この原因は何か?

理由はシンプルに「思考の癖」、「心の癖」にあります。

なかなか願ったことが実現しない人は、実現させるための行動をするしない以前に、実現を妨げる「思考の癖」、「心の癖」が、今日まで生きる中のどこかでついてしまったため、それがパターン化され、無意識、無自覚に繰り返しているです。

そして、上手くいかなければ、3Dと言われる「でも~」「だって~」「どうせ~」と言う言葉を使い、思考的に自分の心を欺ていしまう。

さらにその自己欺瞞の構造を強化させていきます。それが、心を鋼鉄の防御壁でガードすることになるのです。

自己欺瞞、自分を欺いた期間は、人生において、自分のありのままの人生として、自分の寿命としてカウントできないのです。

ですので、こうしたパターン化された、「思考の癖」、「心の癖」を野放しにせず、どのように向き合い関わっていくのか。

ここが、執着を手放すことにつながるのだと思うのです。

執着に生きるのではなく、愛に生きる。

愛と執着。

自分のやり方(愛し方)に執着しない。この割り切りが相手を動かします。そういう割り切りができるのは「利他の心」そのもの。この「利他の心」の持ちようにより、相手より受け入れられる。

執着があると、なかなか心が安定しません。「もしかして私、嫌われたかも」「私以外の好きな人がいるのかも」そういう疑惑が生まれるとずっと心から離れなくなります。とても苦しくて冷静な判断ができなくなってしまう。相手との関係性を利己の視点で見つめているのです。

恋愛における執着とは、「あの人でなければ私は幸せになれない」という思い込みが強くなりすぎて、必要以上に相手に囚われてしまう心の状態のことです。

「あの人がいないと私に存在価値はない…。」ぐらいに思い込んでしまっているため、相手からすぐに連絡が返ってこなかったり、思うように会えなかったりすると、不安にかられてしまいます。

どんな人が執着するのだろう…
・自分に自信がない・自己肯定感が低い
・自分の感情のコントロールが苦手
・生真面目な性格
・常に過去のことを考えている
・見返りを期待する

見返りを期待する部分は重要なので…
相手に一生懸命尽くしてあげる人も執着心を抱きやすいです。親切で優しい印象のため、一見そういうものには無縁に見えますが、ただ親切な人とは違い、見返りを期待して行動しているのでやってあげた分の少しでも返してもらいたいと内心では思っている場合があります。相手への親切が積み重なっていく中でそれが自分に返ってこない状態に不満がたまっていきます。
「どうしてあの人はこんなにやってあげてるのに平然としてられるんだろう。お礼も言われたことがない」と、いつのまにか相手への執着が強まってしまう。

「絶対私の考え方が正しい」、二人の問題に対して話し合うのではなく、決めつけてしまうのは、執着です。その執着を支えているのが、前述の見返りの部分にある、「あげた」、「あげてる」という思いです。

お互いの立場に配慮でき、お互いを優先できるのが「愛」であり、「執着」手放すことに繋がる。利他の心。そのために、笑顔で、心穏やかに生きる。

そのために、
・自分が好き
・信頼できる仲間をつくる
・無理なくできることで相手(他者)を喜ばせる、貢献する

これらが、幸せになるための原則であり、自分のあり方の基本となる。

自らの本来の心のあり方に気づくと、行動に変化が訪れます。執着や、見栄や不安からの外的要因でではなく、本当に自分が心からこうしたい、こうありたいという目的に沿って、目標を定め行動することができるのです。

もちろん新しいことへの挑戦となるので、多少の不安定感はありますし、それこそ、多少ブレることもあります。

しかし、ブレることは問題ではありません。人はみなブレるのです。ブレない人などいない。

大事なのは、ブレてしまっても、その都度それに気づき、あり方に立ち返ることができるかどうか。

柳のようにしなやかな心を持つことができると、折れることなく、自分の人生に向き合う事ができるのです。今までの経験に囚われることなく、これから何が起こるかわからない未来にも影響されることなく、「今ここ」を見つめ、一つひとつ日々を積み上げていく。心を込めて、無理なく自分にできることを積み重ねることで、人を喜ばせる、貢献する。

今を生きる、

一日一笑、

一日一生

すると静かで穏やかではあるけれど、着実に自分の内側で何かがうごめきはじめ、確実に人生が変わりはじめます。変化ではなく、変容していくのです。

「今を生きる」、「今ここ」に集中するために大切なことが、過去の未完了な気持ちをきちんと終わらせるということです。

過去の未完了な気持ちは、すぐに再燃し、様々な形で現在の状況をより複雑にして、新たな目的に向かうことを邪魔するからです。まさに、敵は己の中にあるのです。

頭では理解しているつもりであっても、なぜか同じ状況に陥ってしまうというのはその典型です。(厳密にいうと、自らその状況を作っているのです。)

ただ、そうした状況が作り出されることこそ、むしろ過去の未完了な気持ちを完了させたい心の叫び。

ここで、「また同じだ…」と諦めたり、「結局これが私の人生なんだ」と開き直らずにきちんと自分と向き合うこと。

すると、「思考の癖」、「心の癖」によって繰り返されるパターンに変化が生まれます。

どんなに困難な状況であっても、「本当はどうしたい?」、「本当はどう生きたい?」、状況はコントロールできなくても、自分の状態は自由に選択することができる、コントロールできるのです。

人生において大切なこと、人を愛するうえで大切なこと、
それは、
「自分を知る」こと。

自分を知る努力をしないと、
執着という、
深く、
底のない、
沼に、
引き込まれてしまう。

だから、
「自分を知る」ことの価値に、
気づきを得られた時の感動は大きいのです。

「自分を知る」ことの価値に気づいた人は、喜んで「執着」を手放し、「愛」の道に進む。

「自己理解(自分を知る)」⇒
「相互理解(他者理解)」⇒
「相互支援(愛)」

この流れなんだよね。

一人では超えられないその先へ進むために、人を愛する。

そのために自立した意志と、相互支援(愛)し合うために一人ひとりの自立が欠かせない。

 

ライフピラミッド

 

「自己理解(自分を知る)」には、3つのレベルがあります。

【レベル3】対人支援力・「相互支援(愛)」
相手の能力を引き出し、その人が自力で目標を達成できるように支援する能力です。

【レベル2】人間関係力・「相互理解(他者理解)」
周りの人とうまく関わっていくための能力です。

【レベル1】自己基盤力・「自己理解(自分を知る)」
自分自身を十分に認識し、うまく使いこなしていく能力です。

<自己基盤力>「自己理解(自分を知る)」
①自分を知る
②他人を知る
③多様性を受け入れる

<人間関係力>「相互理解(他者理解)」
①相手を観る
②思いを聴く
③相手にあわせて伝える

<対人支援力>「相互支援(愛)」
①受け止める
②整理する
③見通しをつける

3つのレベルのうち、最も大切なのは、
レベル1の「自己基盤力」「自己理解(自分を知る)」ことです。

そして、レベル2の「人間関係力」「相互理解(他者理解)」とあわせて、「セルフマネジメント力」と言います。

そして、レベル1の出発点である毎日の食事を大切にしたい。
というのが私の持論…。

セルフマネジメント力とは?

自分自身をうまく扱える力と、人と関わる力の2つをあわせた力のことです。

セルフマネジメント力が弱いと、人との関係において、過度に反応して無駄なエネルギーを使ったり、相手との適切な距離が保てず、境界を侵したり侵されたりして人間関係に疲れやすくなります。(つまり執着するということです。)

セルフマネジメント力がアップすると、対人ストレスが激減し、目標達成が容易になります。セルフマネジメント力は、円滑な人間関係を育み、豊かな人生を送るために、欠くことのできない力です。(執着を手放す段階です。)

対人支援力・コミュニケーション力をアップするには?

対人支援力や、コミュニケーション力をアップする一番の早道は、一見遠回りに見えますが、わたしたちの基盤となる「セルフマネジメント力」を整え強化することです。

それは、自分自身と真っ向から向き合い、しっかりと知ることでもあります。人によっては、見たくない部分・避けてきた部分かもしれません。ひとりでやるには難しいプロセスでもあります。だからこそ、信頼できる人と、自分の心の定点観測をし続けるのです。ここを避けていては、自分の望む「愛」も、人生の「質」の向上もないと思うのです。

自分を知り、執着を手放し、愛に生きる。

人によっては、時間がかかるかもしれないが、必ずできると信じている。