私たちは、日頃、自分の思考ばかり優先して、
自分の感情を置き去りにしている。
例えば仕事において、
これ、嫌だな~と本当は感じているのに、
やらなければならない。
やるべきだ。
という思考が先に走り、
自分の感情を置き去りにしてしまう。
さらに、やらなければ、大変なことになる。
なんて、思い込んでしまい、
感情を置き去りにするだけではなく、
体の疲れまで置き去りにしてしまう。
感情を置き去りにして、
体の疲れも限界なのに、
この仕事は自分にしかできないという、
華麗なる勘違いをしてしまう。
組織における仕事において、
自分にしかできない仕事なんてない!
私も若い頃、
華麗なる勘違いをしていたタイプだから、
わかります。
その気持ち。
でもね、
感情と体の疲れまで置き去りにしてしまうと、
笑顔がなくなる。(亡くなる)
顔の表情がなくなる。(亡くなる)
適切な表現ではないけど、ゾンビのようになる。
『この仕事は自分にしかできない!』と思い込んでいる人で、
笑顔満面の人を私は見たことがない。
何かに執着している人が笑顔でいれるはずはない。
なぜなら、執着とは不安や恐れから生まれるからである。
先ほど、ゾンビと表現しましたが、
その状態になると、
仕事のミスも多くなるし、
決められた時間、
そこに存在するだけになる。
仕事の成果は出ず、
なんとかその場を凌ぐだけとなる。
自分の感情にきづく、
このことがどれだけ大切なことか。
「ドキドキ」したり、
「ソワソワ」したり、
「モヤモヤ」したり、
「ザワザワ」したりするとき、
この時が、きづきのチャンス。
何か自分が嫌なことをしているというサイン。
10分でいいので、
この感情は何を自分にきづかせようとしているのかな?
と考えてみる。
答えなんて出さなくていい。
この10分が大切。
この10分がゾンビになることを防ぐ。
この10分を『余白』と私は呼んでいる。
余白って、
あなたが思っている以上に大切です。