仕事をしていると、

あの人に怒られるとなぜかモチベーションが上がるというパターンがある。
(申し訳なかった、次は同じミスを繰り返さない…と、素直に思え、「よし、頑張るぞ、気にかけていただき、有り難い。」とまで思える。)

そして、あの人に怒られるとなぜかやる気がなくなるパターンがある。
(「自分のやっていることにケチをつけないで欲しい。」と感じてしまう。)

やる気がなくなるパターンがさらにひどくなると、

言われたことが「できるけど、やらない!やりたくない!」となる。
(それがたとえ正しいことだったとしても、あの人から言われたことは、「やらない!」、「やりたくない!」となるのだ。)

怒った人は、「教育的指導だ!」と思っているが、

実は、怒られた側は、相手に「恨み」や「憎しみ」を感じてしまっている。

「怒る」という、自己中心的で、単なる感情の現れでは人を指導できるはずがない。

また、「怒る」こととマイナスな点は、「恨み」や「憎しみ」が、会社内に連鎖することである。

この点は非常に見過ごせない。

自己中心的で、私心があれば、それはマイナスの風土を会社内に形成するのだ。

一方、自己中心的でない、目的を持った公の立場から発せられる「叱る」の波動は、会社内の強みの根幹になる首尾一貫した「価値観」となり、それは、「職場風土」となり、社員の無意識レベルの「考え方」や「行動」となり人を成長に導く。

あなたのまわりの人はどうですか?

怒ってますか?

叱ってますか?