「やりたいことがわからない。」
「やりたいことをやる時間がない。」
多くの人が思い悩みます。
悩むだけではダメだ、とにかく行動しなくちゃ!
いろんなセミナーに行ったり、自己啓発の本を読んだり、とにかくいろんなことにチャレンジする。
そんな私をまわりの人は、
「頑張ってるね!」
「前向きだね!」
「いろんなことにチャレンジしてすごいね!」
と、言ってくれる。
「そう!私、頑張ってる!」
だからさらに褒めてもらいたくて頑張る。
いつしか、「頑張ることが目的」の自己肯定感を身に着ける。
しかし、まわりの人がどれだけ褒めてくれても、その頑張りを評価してくれても、本当のところは、「やりたいことがわからない!」ことは変わらずわからないまま。
承認欲求に終わりがない本質って、こういうことかもしれない。
「やりたいことが”わからない。」人が、「やりたいことがわかる。」ためには、どうしたらいいのか?
いろいろなワークなど「やり方」は、たくさんあると思いますが、
それは、「目の前のことに全力で取り組む。」ということです。
自分の目の前にあることを疎かにするということは、
こんなことはやる価値がないと本気になれない、
こんなことしかできないと自分自身のことを見限っている、
つまり、自分のことを大切にしていない、
ということです。
「こんな仕事やってられない!」と思いながら毎日過ごしている人と、
「この仕事を通じて誰か貢献しよう、少しでも効率よく仕事を進めよう!」と考えながら毎日過ごしている人とでは、
どうなるでしょう。
物事の結果は、大きな力の差から生まれるのではなく、ほんの些細な違いから生み出される。
このほんの些細な違いこそ、ユニークさ・個性・強みを発揮することにつながります。
目の前のことに全力で取り組むと、自分がやりたいことが自然と浮かび上がってくるのです!
心を込めて、無理なく自分にできることの積み重ね、この積み重ねこそが、「やりたいことが”わからない。」人が、取り組む課題であると思うのです。
時間がかかりますよ、すぐには結果は出ません。自分がやりたいと思う大きな夢は、小さなことの確認からしか生まれない…。
そして、「やりたいこと」がわかると、当然ながら「これはやりたくない」ということもセットでわかるのです。
焦らないけど、諦めない。
それから、「やりたいこと」がわかったあとに起きる課題。
「やりたいことをやる時間がない」人が「やりたいことをやる」ためにはどうしたらいいのか?
これも、いろいろなワークなど「やり方」は、たくさんあると思いますが、
それは、やりたいことやる「自分を許す」ことです。
「やりたいことをやる時間がない」人は、優等生であったり、完璧主義であったりします。責任感も強く、自己犠牲で他人に貢献しようとします。
このようにしっかりしたタイプの人は、自分を甘やかすことをしません、自分自身が楽しむ、自分自身が好きなことをするということをしません。
自分に厳しく、自分を許しません。
だって、頑張らない自分は自分でないとどこかで思っているのですから、
だからこそ、対話を通じてこれまで積み重ねてきた価値観・信念を変容させる必要があるのです。これが自分を許すということなのです。
これって、めちゃくちゃ大切!
だけど、めちゃくちゃ難しい。
しかし、価値観・信念が変容すると、
「私、本当にやりたいことをやっていいんですね!」と、笑顔になります。
このときの笑顔は、凛として、素敵なのです。
この笑顔を私は、コーチングスマイルと呼んでいます。お時間のある方はこちらの記事もどうぞ。
価値観・信念が変容すると感情も行動も変化するのは早いのです。
自分を許すということ、本当に大切です。
「やりたいことがわからない」
「やりたいことをやる時間がない」
これらは、自分自身の「あり方」に関わる根本的な課題なんです。
「あり方」って、本を読んだり、何かアドバイスをもらったから、「これだ!」と定まるものではないのです。
時間をかけて、目の前のことに全力に取り組むことを通じて、浮かび上がった自分のやりたいこと、そして、対話を通じて、それを私はやるんだと今までの考え方を変容させること、これがセットで「あり方」となると思うのです。
笑顔で、心穏やかに生きる。
あり方で生きる。
あり方探求ライフコーチ”てつ”のおすすめ