「自分の人生を生きる」ということは、
誰かと競ったり、自慢するためだったり、
または誰かのために生きることではありません。
自分が心から喜びを感じることをやっているかどうかに尽きます。
多くの人が、家族のために仕事をし、
我慢をしながら一生懸命に頑張ることが当たり前で、必死にやっています。
「本当にやりたいことだけできる人生なんて幻想だ。」という人もいることでしょう。
しかし、視点を変えて、今やっていることに新しい意味づけをすることは可能です。
今していることをすぐにやめて、やりたいことだけをやるという必要はありません。
そう、人生は「意味づけ」。
同じ「仕事をする」でも、生活の糧のために仕事をするのか?
何か大切な役割のための仕事なのか?
どちらにより大きな意味づけをするかで仕事に対する動機が全く違ってきます。
もし、今の仕事に満足していなければ、
その仕事を「人生」というもっと大きな流れの中で、
自分にとってどのような意味があるのかを考えると、
これまでとは違ったものが見えてくるはずです。
仮に満足していなくても、必ず自分にとって意味のあるポイントがあります。
満足していない部分だけをみるのではなく、少し視点をずらすのです。
視点を変えるだけで、人生は変化しはじめる。
視点を変えるためには、
一人で考えていても視点は変わりません。
一人で考えていると、
どうしても今を肯定して、今の考えを強化する方向に流れてしまいます。
私たちには、変化を嫌い、今を維持しようとする力があるからです。
たとえ、今が悪い方向に進んでいたとしても、
今を維持してしまうのです。
だからこそ、対話が必要で、
その対話もアドバイスは必要なく、
深いレベルで傾聴、共感、受容されるだけで十分。
そして、思考レベルで対話するのではなく、
自分の感情を吐き出す。
内容が繋がっていなくても大丈夫。
あの時、あれが嫌だった。
今、これが不安。
自分の感情の奥底にずっと沈んでいたものを拾いあげて、
それを言葉として全部吐露する。
するとね、
今まで自分を縛っていたものがほどけるような感覚になる。
この感覚が「気づき」であり、「視点の変化」というのかもしれない。
思考レベルでの対話によってもたらされる視点の変化は、
「やり方」の変化であり、
感情の吐露による対話によってもたらされる視点の変化は、
「あり方」の変化。
変化の本質が違う。
視点を変えるだけで、人生は変化しはじめますが、
視点の変化にも質がある。
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