病院というのは、私にとってコミュニケーションや人としてのあり方、ビジネスをを学ぶ場となっている。

 

義理の母を病院に連れて行った時のことである。

 

杖をついて歩く義理の母を検査室へ案内する看護師、さっさと自分だけ先に歩いてカルテを検査室へ渡し、

 

「ゆっくり歩いていってください、カルテは渡しています。」と言って持ち場に戻る。

 

一方、薬を渡す時に、「ゆっくりご自分のペースでこちらまでお越しください。」と言って薬を渡そうとする薬剤師。

 

言葉にどのような思いを込めるのか。

 

自分の都合を優先するのか、相手の立場に立つのか。

 

病院って、”hospital ”だったよね。

 

おもてなしは、”hospitality”

 

病院といえど、事業。

 

事業効率を追求しなければならない。

 

ある一定以上の規模になると、効率重視になるのは、やむを得ないのか。

 

そんなことを考えてしまう。

 

 

でもすがすがしいこともあった。

 

待合室で座っていると、検査室から出てきた高齢の女性が、「あの看護師さんは、優しいね~。」と、私の隣に座った。

 

腰も曲がり歩くのもやっとの状態なのに、笑顔で私に話しかけてくる。

 

思わず、私は「大変ですね、帰りはタクシーですか?」と聞くと、

 

「しょうがないのよね、足がないから。」と笑顔で答える。

 

柔らかな笑顔から、自分の人生を生きる力強さを感じた。

 

「今自分にできることを精一杯頑張る。」そんな気持ちになった。

 

言葉にしなくても、笑顔、その人のあり方が人に影響を与える。

 

どんな状態になったとしても、人は無力ではない。

 

そんなことを感じた…。