バタフライ効果とは、ほんの些細な事が、徐々にとんでもない大きな現象の引き金に繋がるかという考え。

 

名前の由来については、この概念を最初に発表した気象学者エドワード・ローレンツの講演の題名『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』からきている。

 

ある場所における蝶の羽ばたきがはるか遠くの場所の天気を左右する可能性が考えられるという内容は風や波などの気象には数多くの不確定要素が干渉してくるため、どのような状態になるかを予測するのはかなり難しい。実際にブラジルでの蝶の羽ばたきがテキサスにトルネードを起こす原因に繋がらないとは否定できない。

 

そしてそれら以上に、「どんなに初期の誤差が小さくとも時間経過や組み合わせによって大きな影響が現れ、どんな未来が訪れるかは誰にも判らない」と言う事を意味する言葉でもある。

 

これは人生観・世界観を語る上でも有効であり、未来を正確に予測する事は誰にも不可能である事を示す場合に用いられたしている。

 

別にバラフライ効果のことを知らしめたいわけではない。

 

バラフライ効果のことを考えていると思い出すことがある。

 

会社組織の風土を変革することもまさにバタフライ効果なのである。

 

業績の悪い事業所の風土を変革するために何をするのか?

 

普通は、社員のスキルアップを図るために、個人の研修を行なう。

 

現場リーダーのスキルアップ。

 

しかし、どんなにスキルアップの研修を行なおうとも、事業所の風土を変革することはできない。

 

業績の悪い事業所の原因は、個人のスキルが原因ではないからである。

 

実は、挨拶や掃除の方が事業所の業績を変革することが有効なのである。

 

まさに、バタフライ効果。

 

挨拶や掃除とは、事業所の業績とは直接関係ないと思われるのだが、実は蝶のはばたきと同じで、トルネードを巻き起こすのである。

 

ただし、挨拶や掃除をやり続けないといけない。

 

ほとんどの人が、効果が出る前にあきらめてしまう。

 

バタフライ効果を信じるのだ。

 

約10年前くらい、業績の悪い事業所の所長をしていた時、

 

あまりにも事業所内が散らかっていたので、毎日掃除をしていたことがある。

 

床には、書類をまとめるための、輪ゴムやクリップが無数に散らかっていた。

 

社員は、書類をまとめるために、輪ゴムやクリップを床から拾っているありさまだった。

 

掃除をはじめて、3ヶ月くらい経った頃、

 

「最近、輪ゴムやクリップが(床に)落ちてないよね~。」

 

という会話が、社員から聞こえはじめた。

 

挨拶も自分から率先し始めることで、出入りする業者の人も、「最近なんか(事業所の中が)明るくなりましたね。」と言われることが増えきた。

 

ちょうどその頃から、営業予算を達成しはじめた。

 

事業所の業績をアップさせるのに必要なのは、知識やスキルではない。

 

半年連続で営業予算を達成した時に、私は確信した。

 

まさに、バタフライ効果。

 

実は、このバタフライ効果は、私たちの人生も同じで、

 

効果がないと思われる、些細な行動の習慣で、私たちの人生は作られるのである。

 

お金持ちになれば幸せになれるのではない。

 

幸せな人に、お金が引き寄せられてくるのである。

 

例えば、嘘をつかない、正直である、自分を他人と比較しない。

 

このような、些細なことが、人生のバタフライ効果を招く。

 

ほんの些細な事が、徐々にとんでもない大きな現象の引き金に繋がるのだ。