高校生の頃、私はラグビーをしていた。

特に体が大きいわけではない。

私よりも能力がある人もいた。そういう人は練習をしても、飲み込みが早い。

しかし、最後までレギュラーとして試合に出ていたのは私だった。


私よりも能力のある人は、途中で退部をした。

私はなぜか、練習が好きだった。楽しかった。だから、続けることができた。

能力ではない、持続する情熱こそが才能なのだ。

持続する情熱があるからこそ、続けることができる。

持続する情熱があるからこそ、創意工夫をする。

創意工夫をして続けるからこそ、いつしかそれは才能となる。


就職活動をしている学生さんと話をすることがある。

「私の才能は何だと思います?」

聞かれれば答える。

「すごいですね、この前適性検査をしたときも同じことを言われました。」

「仕事は、適性や能力だけでは、わからないよ。」

「一番大切なのは、その仕事に情熱が持てるかどうかだよ。」

「えっ!?」

「仕事は、毎日の積み重ねだから、平凡なことでも情熱を持って続けることができる人が、プロフェッショナルになるんだ。」

今すぐにわからなくてもいい。

そんなことを言っていた人がいたと思い出してくれれば。