ホテル鹿角 (秋田県鹿角市) | ヘルシーとジャンキーの間

ヘルシーとジャンキーの間

日々の食を綴っています。 自然でヘルシーな物も不自然でジャンキーな物もどちらも大好き。 YouTubeに2000本以上の動画をアップしています。是非チャンネル登録をお願いします。記事内のURLからおいでください。

青畳の香り

先日、秋田の実家で法事があり、妻と行って来ました。
僕が滅多に帰省しない人間なので、妻は結婚前に一度行って以来、約9年ぶりという事に。
僕もその間、2回しか帰っていない気がします。
法事の参加者は、当日の夜に地元のホテルに泊まって食事という日程でしたが、名古屋に住む我が家にとっては遠いので、前日から泊まらせて貰いました。

法事は別にブログに書く様な事でもないので、泊まったホテルと食事の事でも書こうと思います。


ホテル鹿角



【住所】秋田県鹿角市十和田大湯中谷地 5-1

市名は “かづの” と読みます。
アルファベット表記は “Kazuno” だったと思いますが、“つ” に濁点なので、ワープロの変換は z ではなく d で打たないと、“鹿角” は出て来ません。

朝食バイキング

まずは朝食。
これは2泊目の朝ご飯です。
洋食は目玉焼きにウインナー、ベーコンという定番的なものでしたが、流石に和食は地の物を中心に充実していました。
鹿角市は秋田県の北東の端、青森・岩手両県に接する場所なので、奥羽山脈の山の中。
山菜やキノコ、タケノコがたくさん採れます。
海の物はだいたい青森の八戸から。
卵も地元のブランドっぽい扱いだったので、目玉焼きと生卵をいただきました。ご飯に乗せるのは、僕は絶対に目玉焼きの方。生卵は、だし醤油をチョロっとかけてそのままツルンと (笑)


こちらはその前日。1泊目の翌日の朝食です。
内容はほぼ一緒。
目玉焼きがサニーサイドアップだった事ぐらいでしょうか。ご飯に乗せるなら、こちらがベターですね。
奥は妻のトレーですが、何ですかね、ビュッフェの意味無し (苦笑)


定番のシャケとサバも、脂が乗って美味い美味い。


パンも美味しかったです。
手前は焼きリンゴが入ったもの。
この辺はりんごの産地でもあります。


デザートのヨーグルトとコーヒー。
ヨーグルトの下にはシロップ漬けのパイナップルとりんご。
このりんごが物凄く美味かった!

会場の事など。


ホテル地下1階の「青垣」が会場でした。



広い会場の壁には、観光案内のポスターが貼り出されています。

料理棚は以下の様な感じ。





会場を出た所には…


こんなロビーがありました。
窓の外の石壁を伝い、一面水が流れ落ちています。

このホテルでは、法事の後の昼食会も開かれました。


レストラン「花暦」

会場は、庭園に面した和風レストラン「花暦」の奥にある個室。

鹿角牛のステーキ

メインは鹿角牛のステーキ。
弾力を感じた後にサクッと歯が入る、赤身なのに柔らかい肉質でした。
ソースも美味しくて、パンにつけて完食 (笑)


スープ、サラダに、秋田特産のじゅん菜が入った稲庭うどんのぶっかけなど。


デザートのスイーツ。
ショコラにイチゴジャムって、すごく合っていて、とても良かったです。


そして夕食。
会場は同じく、花暦の個室。


刺身と小鉢。
そして後ろの土鍋は…

きりたんぽ鍋

そう、秋田と言えば、これです。
しかも、このきりたんぽは、ここ鹿角が発祥の地と言われています。
山で狩をして暮らしていた人達の携帯食として、飯を棒に握り付けて焼いた “たんぽ” が考えだされ、それを切って鍋に入れたから “きりたんぽ ” 。
当時の具材は山菜と、狩った猪や熊なんかの肉だったと思いますが、それが隣の大館市にある比内町の地鶏と結び付いて、きりたんぽと言えば比内地鶏という風になりました。


本当は、十和田マス (十和田湖のヒメマス) を頼んでいたらしいんですが、不漁で鮎に。
“仕方なく鮎” というのも考えてみれば贅沢な話ですが、十和田マス、食いたかったなぁ…。
取り敢えず、鮎は頭から尻尾の先まで骨まで全部食ってやりました (笑)


後で出て来た湯葉の炊き込みご飯と味噌汁。
この炊き込みご飯、出汁は多分鶏で、物凄く美味しかったです。


〆のスイーツ。
ショコラと生パイナップル。
素敵でした。良い食事でした。


ホテル外観

温泉地として秋田では有名な大湯町にあります。
と言っても、大湯で全国的に有名なのは、古代遺跡の ストーンサークル でしょうか。
一応、温泉地としても800年の歴史があります。

入口

ロビー

ロビーの席


ロビー内には、太鼓が展示されていました。


ブライダルでもよく使われているらしく、滞在中も披露宴が何組か行われていました。

ロビーから中庭を望む

売店

一応、部屋も紹介しておきましょう。


いかにも温泉旅館といった風情。
青畳の匂いが部屋に立ち込めて、気持ちが落ち着きます。


珍しく、畳の上にベッド。
妻用に搬入して貰った酸素濃縮機がある為の配慮かと思ったら、他の部屋もこうだったみたいです。


窓際のテーブルと椅子。


窓からの眺めはこんな感じ。

お茶菓子

「らいまん」って、初めて食べましたが…


つぶあんがみっしりと詰まった薄皮の饅頭で、あんこ好きには堪らん!

さて、お楽しみの大浴場へ。


趣きのある通路。



途中には読書も出来る休憩所があったりします
風呂の写真はありませんが、サラッとした泉質で
丁度良い湯加減の、入りやすい風呂でした。
子供の頃入った大湯の町中の温泉は超絶熱かった記憶があるのですが、今時はそんなの流行らないんでしょうね。
安心しました (笑)


ホテル入口横の赤い郵便ポスト。
昭和24年頃に製造された珍しい物だそうです。
実際に集配されています。

法事での滞在でしたが、部屋では静かにのんびりと過ごせました。
食べ物も美味しかったし、何も無い時にまた来てみたいですね。

このホテルの前の道を挟んで向かいにある「道の駅 おおゆ」の事も、次の機会に書きたいと思います。


それでは、ここからは自宅飯。


目玉焼き乗せトースト

玉子焼きは、ベランダのバジルを採って来て炒め、そこに卵を落としました。
両面を焼き、トーストに乗せて出来上がり。
卵とバジル、そしてオリーブオイル。良い取り合わせです。

チキンライス

鶏肉とタマネギ、シメジで、味付けはトマトケチャップとコショウ、それに、黒酢を少し。
酢はケチャップにも入っているので違和感はありませんが、入れ過ぎるとベチャッとしてしまうので程々に。

では、今回はこの辺で。

また次回もよろしくお願い致します。
 
 
【お知らせ】
 
別ブログにて、昔通ったラーメン屋の思い出を綴った随筆 「一杯の追憶」 第一 ~ 六話を公開しています。
是非一度お読みいただき、ご感想などをいただけると嬉しいです。
 
 
 
ランキングに参加しています。こちらのクリックも是非お願い致します。