てんとうむしは可愛い。
チョコチョコと動くユーモラスな姿に、独特の愛くるしささえ覚える。
農業の分野では、世界的に無農薬の益虫として大切にされている。
果樹や野菜につくアブラムシ、カイガラムシなどをせっせと食べる。
アブラムシなどが繁殖するときは枝や葉の裏にビッシリつくが、
それを瞬く間に食べてしまうからすごい。
人間は自分たちの能力を過信し、自然さえも支配しようとしていろんな
工夫をするが、良く考えた方が良いと思う。
例えば虫を見ると、すぐに農薬を使い害虫を全滅させようとする。
でもその費用と労力を考えると、てんとう虫などの益虫を増やす工夫を
した方がどれだけ利巧な方法かが分る。
てんとう虫が喜んで飛んでくるような畑にすれば、農薬は使わなくても
黙って、もくもくと退治してくれる。 しかも無料である。
彼らが腹一杯たべて枝の先端にのぼり、硬い甲羅を広げ、中の柔らかい
羽をひろげて飛んでいく姿は、見てても本当に飽きないものである。
てんとうむしの歌でも聞いて、自然の素晴らしさを許容するおおらかさが
人間には必要である。
了