不徳は徳で贖えない（あがなえない）。
不徳はその不徳をしっかりと観つめることでしかなくならない。
例１）
昔、子供を捨てた。
その子供に悪いことをしたと思っている。
だから、親に捨てられた子供たちを救うべくＮＰＯを設立した。
例２）
昔、色んな女を泣かせた。
その罪滅ぼしに、今は一人の女を大切にしている。
例３）
たくさんの人を騙して、お金を奪った。
刑務所も出て反省している。
こんな自分は幸せになる資格はない。
幸せに決してならないことで、罪をあがなっている。
私たちは無意識のうちに、何とか過去の傷を、別の徳（もしくは自分への制限）で贖おうとしています。
もちろん顕在意識では、そんなこと考えていないかもしれません。
ですが、このようなやり方で、自分の至らなさや罪悪感をカバーしようとしているのです。
残念ながらこのやり方では、その不徳（エネルギーブロック）を癒すことは出来ません。
ザ・地球のバイブレーションでは、それなりのドラマにはなりますが、そのエネルギーブロックは解消されていませんので、また来世に持越しです。
その傷は、その傷自体にしっかりと対処することでしか、癒すことは出来ないのです。
例１）どうして子供を捨てることになったのか？動機を探ること。その時は自分の自由を阻害されると感じたのだとしたら、その思いを観察し、浄化する。そして今現在抱いている罪悪感や自己否定もしっかりと観る。
例２）その頃のことをイメージして、湧き上がる感覚を見つめ、浄化統合すること。そして動機の部分もしっかりと観ること。
例３）動機やその時の感情、感覚を見つめ、浄化統合。今現在の幸せになってはいけない、という感覚も浄化統合する。
そのエネルギーブロックに触れたくないから、今まではそうやって外側に対処して、プラマイゼロにしてきたつもりでした。
ですが、やるべきことは、内側への対処です。
もっと個別にアプローチの仕方は無数に存在しますが、要は、そこを観るのです。
内側に間違いなく居座っている、罪悪感、自己否定感、寂しさ、悲しみ、絶望感、怒り、無力感に直に向き合うしかないのです。
不徳は徳で贖えない。
これは、とても納得のいく話です。
エネルギーブロックを観察して統合することで、傷をカバーするためではなく、本質からの愛で動くことができるようになります。
それが結果、ＮＰＯ設立かもしれないのです。
あなたがその傷を見ないように貼っているそのバンドエイド。
すごく高くついていますよ。
それを外すとエネルギーが自分に戻ってきます。
本当です
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